
- ①60
- ②75
- ③90
- ④135
- ⑤405
正解と解説を見る
a-b間はC1=14μFとC2=4μFの並列なので18μF、b-c間はC3=5μFとC4=4μFの並列なので9μFです。
この2つが直列なので、合成容量は 18×9÷(18+9)=6μF。電源15Vから流れ込む電荷は Q=CV=6×15=90μC です。
直列接続されたコンデンサには同じ電荷が蓄えられるので、b-c間の電荷も90μCです。
工事担任者試験(総合通信)令和5年度第1回の「電気通信技術の基礎」全22問を、問題文・選択肢・正解と、根拠や計算過程まで書いた解説つきでまとめました。各問の「正解と解説を見る」を開くと答えを確認できます。

a-b間はC1=14μFとC2=4μFの並列なので18μF、b-c間はC3=5μFとC4=4μFの並列なので9μFです。
この2つが直列なので、合成容量は 18×9÷(18+9)=6μF。電源15Vから流れ込む電荷は Q=CV=6×15=90μC です。
直列接続されたコンデンサには同じ電荷が蓄えられるので、b-c間の電荷も90μCです。

R=18Ωに流れる電流は IR=144÷18=8A。力率0.8より全電流は I=8÷0.8=10A です。
並列回路ではIRとコンデンサ電流ICが90°ずれるので、IC=√(10²-8²)=6A。
よって XC=144÷6=24Ωです。
接地した導体で囲むと、内側の電荷による電界が外に出なくなります(逆に外部の電界も内部に入りません)。これを静電遮蔽といいます。
「静電誘導」は導体に電荷が引き寄せられる現象そのもの、「電磁遮蔽」は磁界・電磁波を遮る場合に使う用語なので区別しましょう。
平行平板コンデンサの静電容量は C=εS/d(S:面積、d:距離)で、面積に比例し距離に反比例します。
面積2倍・距離3倍なので、C は 2÷3=2/3倍です。
シリコンは4価の元素です。最外殻電子が5個ある5価の不純物(リン、ヒ素、アンチモン)を加えると、電子が1個余って自由電子となり、n形半導体になります。
反対に、3価の不純物(ホウ素、インジウムなど)を加えると正孔ができ、p形半導体になります。

ベース電流は IB=(VB-VBE)÷RB=(2-1)÷50kΩ=20μA。
コレクタ電流は IC=hFE×IB=100×20μA=2mA。
RCでの電圧降下は 2mA×2kΩ=4V なので、VCE=10-4=6Vです。
上下両方を切り取って中央部だけを取り出す回路はスライサ(リミッタ)です。
上側だけを切り取るのがピーククリッパ、下側だけを切り取るのがベースクリッパです。スライサはこの2つを組み合わせたものと考えると覚えやすいです。
トランジスタ1個+コンデンサ1個のセルで、コンデンサの電荷の有無で記憶するのはDRAMです。
コンデンサの電荷は時間とともに漏れるため、定期的に書き直す「リフレッシュ」が必要です。フリップフロップで記憶するSRAMはリフレッシュ不要ですが、1セルあたりの素子数が多くなります。
3つの接地方式の特徴は次のとおりです。
カソード・ソースは真空管・FETの用語なので、トランジスタの接地方式には当たりません。

論理積は「3つの図すべてで斜線になっている部分」です。各図を重ね、すべてに共通して残る領域を探します。
共通して残るのは、Aだけの部分(A・B・C)と、BとCが重なりAの外にある部分(A・B・C)の2か所です。
よって答えは A・B・C+A・B・C です。ベン図の問題は、領域を「Aだけ」「AとBだけ」…のように7つに分けて、図ごとに斜線の有無を表にすると確実に解けます。
| X1 | 10110101 |
| X2 | 1111011 |
| X3 | 110110 |
10進数に直して足すと計算ミスを防げます。
合計は 181+123+54=358。358を2進数にすると 101100110(256+64+32+4+2)です。
左から2〜4番目は「0・1・1」なので、答えは011です。

上側のNANDにはANDゲートの出力 a・b が、下側のNANDにはORゲートの出力 ā+b̄(=a・bの否定)が入ります。2つのNANDには常に逆の値が入るため、このフリップフロップは状態を保持しません。
つまり d=a・b です。図5の入力から区間ごとに a・b を求めると 0,0,0,1,0,0,0,1 となり、これと一致する波形はd6です。
かっこの中の各項に A・C を掛けます。A を含む項は A・A=0 で消えるので、残るのは A・C・A・B=A・B・C だけです。
X=A・B・C+B・C+B・C
ここで A・B・C+B・C=B・C・(A+1)=B・C なので、
X=B・C+B・C(BとCの排他的論理和)になります。

入力145mVに対し電圧計の読みは14.5mVなので、全体では1/10倍です。電圧比1/10は 20log10(1/10)=-20dB。
回線1→回線2で66dB減衰し、増幅器でG〔dB〕増幅するので、-66+G=-20。よって G=46dB です。
電磁的結合による漏話は、誘導回線に流れる電流がつくる磁界によって生じます。同じ電圧ならインピーダンスが小さいほど電流が大きくなるので、漏話はインピーダンスに反比例します。
一方、静電的結合による漏話は誘導回線の電圧によって生じ、インピーダンスに比例します。セットで覚えておきましょう。

電圧反射係数は、送端側をZ1、受端側をZ2として m=(Z2-Z1)÷(Z2+Z1) です。
伝送方向は280Ω→520Ωなので、m=(520-280)÷(520+280)=240÷800=0.3。
なお電流反射係数は符号が逆になり、(Z1-Z2)÷(Z1+Z2)=-0.3 です。電圧か電流かで符号が変わる点がよく問われます。
入出力が比例しない(グラフが直線にならない)ことで生じるのが非直線ひずみです。元の信号にない高調波成分が発生します。
周波数によって減衰量が異なるのが減衰ひずみ、伝わる時間(位相)が異なるのが位相ひずみ・群遅延ひずみです。
直交する多数のサブキャリアを周波数軸上で重ねて並べる方式はOFDM(直交周波数分割多重)です。地上デジタル放送、無線LAN、LTEなどで使われています。
QAM・BPSK・FSKは1つの搬送波の変調方式、CDMAは符号による多元接続方式です。
時分割多重では、元の1周期の間にN個の信号のパルスを順番に詰め込みます。そのため、多重化後のパルスの周期は元の1/N倍以下にする必要があります(速度で言えばN倍以上)。
1秒ごとに見て、誤り率が1×10-3を超える「ひどい誤りの秒」の割合が%SES(Severely Errored Seconds)です。
光ファイバ増幅器(EDFAなど)を使う線形中継器は、光のまま増幅します。電気信号に変換しないため、波長の異なる複数の信号光をまとめて増幅する一括増幅ができ、WDM(波長多重)伝送に向いています。
識別再生は、光を電気に変換して波形を作り直す「再生中継器」の機能です。
構造分散+材料分散=波長分散です。光源の波長に幅があるため、波長ごとに伝わる速さが違い、パルスが広がります。
シングルモードファイバは伝搬モードが1つなので、モード分散は発生しません(モード分散はマルチモードファイバの問題)。
| 問題 | 分野 | 正解 |
|---|---|---|
| 第1問(ア) | 直流回路(コンデンサ) | ③ |
| 第1問(イ) | 交流回路(力率) | ④ |
| 第1問(ウ) | 電磁気(静電遮蔽) | ② |
| 第1問(エ) | 電磁気(静電容量) | ③ |
| 第2問(ア) | 半導体 | ④ |
| 第2問(イ) | トランジスタ回路 | ④ |
| 第2問(ウ) | 波形整形回路 | ② |
| 第2問(エ) | 半導体メモリ | ① |
| 第2問(オ) | トランジスタ(接地方式) | ③ |
| 第3問(ア) | 論理回路(ベン図) | ⑤ |
| 第3問(イ) | 2進数の計算 | ② |
| 第3問(ウ) | 論理回路(フリップフロップ) | ⑥ |
| 第3問(エ) | ブール代数 | ④ |
| 第4問(ア) | 伝送理論(漏話・デシベル) | ③ |
| 第4問(イ) | 伝送理論(漏話) | ② |
| 第4問(ウ) | 伝送理論(反射係数) | ⑤ |
| 第4問(エ) | 伝送理論(ひずみ) | ② |
| 第5問(ア) | 変調方式 | ② |
| 第5問(イ) | PCM・多重化 | ④ |
| 第5問(ウ) | 伝送品質の評価尺度 | ② |
| 第5問(エ) | 光伝送(中継器) | ④ |
| 第5問(オ) | 光ファイバ(分散) | ⑤ |
出典:一般財団法人日本データ通信協会 工事担任者試験問題(令和5年度第1回)。解説は当サイトが独自に作成したものです。誤りにお気づきの場合はご意見フォームからお知らせください。