工事担任者 第一級アナログ通信
最短合格のための勉強法
過去10回分の試験問題を科目別・テーマ別に分析。
毎年出るテーマだけに絞った、最も効率的な学習戦略をご紹介します。
合格者と不合格者の差は「何を勉強したか」
3科目合計約75問のうち、「初見のテーマ」はわずか1〜2問。残りの9割は過去に出たテーマの焼き直しです。頻出テーマを完璧に仕上げれば、合格点(60点)は確実に取れます。
出題傾向の全体像を把握する
まず「何が出て、何が出ないか」を理解します。全部勉強しようとするのが最大の失敗パターン。捨ててよい範囲を決めることが合格への近道です。
科目別に頻出テーマを重点学習する
各科目の「★★★★★ 必出」テーマを先に仕上げます。これだけで合格点ラインに届きます。残りは時間があれば補完する程度で十分です。
過去問3〜6回分で仕上げる
同じ条文・同じ計算パターンが繰り返されます。過去問を解くことで出題パターンが体に染み込み、本番で迷わなくなります。
直近トレンドを直前に確認する
情報セキュリティやVoIP関連は近年増加傾向にあります。令和5〜7年の新傾向テーマを試験直前に確認しておきましょう。
科目別 攻略ポイント
📐 基礎科目
この4テーマだけで全体の60〜70%を占める:
- 電気回路(RLC・インピーダンス)★★★★★
- 電子回路(トランジスタ・オペアンプ)★★★★★
- 論理回路(FF・カウンタ)★★★★★
- 伝送理論(デシベル・SN比)★★★★★
💡 計算パターンは7種類だけ!公式を覚えれば確実に得点できる
🔧 技術科目(最難関)
この2テーマが合否を分ける:
- PBX・IP-PBX ★★★★★(第1級のみ)
- トラヒック理論(アーラン)★★★★★(第1級のみ)
- アナログ電話機 ★★★★☆
- FAX(T.30プロトコル)★★★★☆
- 情報セキュリティ ★★★☆☆(増加中)
⚠️ PBXとトラヒック理論を制した人が受かる
⚖️ 法規科目
この3法令で出題の約7〜8割を占める:
- 端末設備等規則 ★★★★★
- 電気通信事業法 ★★★★★
- 工事担任者規則 ★★★★☆
- 有線電気通信法 ★★★☆☆
- 不正アクセス禁止法・個人情報保護法 ★★★☆☆(増加中)
✅ 暗記より「構造理解」で効率よく覚える
試験に出る頻出公式まとめ
基礎科目:必ず覚える計算公式
トランジスタ電圧利得:|Av| = gm × Rc (gm = Ic / VT, VT ≒ 26mV)
反転増幅器の利得:Av = −Rf / Rin
非反転増幅器の利得:Av = 1 + Rf / Rin
電圧比のdB:20 log₁₀(V₂ / V₁)
電力比のdB:10 log₁₀(P₂ / P₁)
デシベルの暗記値:2倍=3dB(電力)、10倍=10dB(電力)、100倍=20dB(電力)
技術科目:トラヒック計算の公式
λ:平均呼発生率(呼/時間)
h:平均保留時間(時間単位に統一!)
例)1時間に60呼、平均通話時間3分 → A = 60 × (3/60) = 3 Erl
⚠️ 単位変換ミスが最多。計算前に λ と h の単位を必ず確認!
法規科目:必ず覚える数値
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 端末設備の入力電圧レベル(最大) | −8dBm |
| 通話帯域 | 300Hz〜3400Hz |
| 漏話減衰量 | 70dB以上 |
| 絶縁抵抗 | 1MΩ以上 |
科目別 頻出テーマ一覧(頻度順)
基礎科目
| テーマ | 頻度 | 出題形式 |
|---|---|---|
| 電気回路(RLC・インピーダンス) | ★★★★★ | 計算 |
| 電子回路(トランジスタ・オペアンプ) | ★★★★★ | 計算 |
| 論理回路(FF・カウンタ) | ★★★★★ | 理論 |
| 伝送理論(デシベル・SN比) | ★★★★★ | 計算 |
| 伝送技術(変調・符号化) | ★★★★☆ | 語句 |
| 光ファイバ・伝送路 | ★★★☆☆ | 語句 |
| 電磁波・アンテナ | ★★☆☆☆ | 語句 |
技術科目
| テーマ | 頻度 | 第1級特有 |
|---|---|---|
| PBX・IP-PBX | ★★★★★ | ✅ 第1級のみ |
| トラヒック理論(アーラン) | ★★★★★ | ✅ 第1級のみ |
| アナログ電話機 | ★★★★☆ | — |
| FAX・データ端末(T.30) | ★★★★☆ | — |
| 情報セキュリティ管理 | ★★★☆☆ | ✅ 増加中 |
| ISDN・総合デジタル | ★★★☆☆ | — |
| DSL・ブロードバンド | ★★★☆☆ | — |
法規科目
| 法令 | 頻度 |
|---|---|
| 端末設備等規則 | ★★★★★ |
| 電気通信事業法 | ★★★★★ |
| 工事担任者規則 | ★★★★☆ |
| 有線電気通信法 | ★★★☆☆ |
| 不正アクセス禁止法・個人情報保護法 | ★★★☆☆ |
直近トレンド:令和5〜7年の傾向変化
60点を確実に取る「逆算合格戦略」
「100点を目指す」のではなく「60点を確実に取る」という発想が大切。全範囲を薄く広く勉強するより、頻出テーマを深く仕上げるほうが合格率は圧倒的に上がります。
基礎科目の逆算
電気回路・電子回路・論理回路・伝送理論の4テーマだけで全体の60〜70%を占める。この4テーマを完璧にすればほぼ合格ライン到達。
技術科目の逆算
PBX・トラヒック理論・アナログ電話機・FAXの4テーマで合格点60点はクリア可能。情報セキュリティは2〜3問分を確保しておきたい。
法規科目の逆算
端末設備等規則と電気通信事業法の2つだけで全体の半分以上。この2つ+工事担任者規則で余裕を持って合格点超え。
試験直前チェックリスト
試験当日の直前確認(5分で済む)
- 【基礎】RLC共振周波数の公式:f₀ = 1/(2π√(LC)) を確認した
- 【基礎】デシベル:2倍=3dB、10倍=10dB(電力)を確認した
- 【基礎】トランジスタ熱電圧 VT ≒ 26mV を確認した
- 【技術】トラヒック公式 A = λ × h を確認した
- 【技術】即時式(呼損)と待時式(待ち行列)の違いを確認した
- 【法規】「端末設備」と「自営電気通信設備」の定義の違いを確認した
- 【法規】−8dBm(端末設備の入力電圧レベル最大値)を確認した
- 【法規】T.30のフェーズ順:A→B→C→D→E を確認した
実際に過去問を解いてみよう
当サイトでは工事担任者 総合通信の過去問を無料で学習できます。
解説付きで、分野別・年度別に取り組めます。