
- ①5
- ②6
- ③9
- ④10
- ⑤15
正解と解説を見る
電池の-側(下の線)を0Vとすると、左上の点は90V、右上の点は導線で下の線とつながっているので0Vです。R3は電池に並列なので、R4の電流には関係しません。
中央の点の電圧をVとして、流れ込む電流と流れ出る電流を等しくおくと、
(90-V)÷8=V÷6+V÷3 → (90-V)÷8=V÷2 → V=18V
R4に流れる電流は I=18÷3=6A です。
工事担任者試験(総合通信)令和5年度第2回の「電気通信技術の基礎」全22問を、問題文・選択肢・正解と、根拠や計算過程まで書いた解説つきでまとめました。各問の「正解と解説を見る」を開くと答えを確認できます。

電池の-側(下の線)を0Vとすると、左上の点は90V、右上の点は導線で下の線とつながっているので0Vです。R3は電池に並列なので、R4の電流には関係しません。
中央の点の電圧をVとして、流れ込む電流と流れ出る電流を等しくおくと、
(90-V)÷8=V÷6+V÷3 → (90-V)÷8=V÷2 → V=18V
R4に流れる電流は I=18÷3=6A です。

直列回路では、抵抗の電圧とコイルの電圧は位相が90°ずれているので、単純に足し算はできません。
全体の電圧は √(12²+9²)=√225=15V です(3:4:5 の直角三角形の比)。
12+9=21V(⑤)としないように注意しましょう。
平行な2本の電線に反対方向の電流を流すと反発し、同じ方向に流すと吸引し合います。
交流の電力は次の3つです。
(EI)²=(EI cosθ)²+(EI sinθ)² の関係があります。
サイリスタは、ゲートに信号を加えるとオン(導通)になるスイッチング素子です。一度オンになると、電流が小さくなるまでオンを保持します。電力の制御(調光器やモータ制御)などに使われます。

図2より、ICは2mAを中心に1〜3mAで変化します。図3の負荷線で読むと、IC=3mAのときVCE=2V、IC=1mAのときVCE=6Vなので、VCEの振幅は2Vです。
電圧増幅度=2V÷0.04V=50。
令和8年度第1回は同じ形で入力振幅が100mV(答え20)でした。
直流を通さず交流を通すコンデンサ(結合コンデンサ)を使います。令和6年度第2回では、同じ文の「交流分」の部分が空欄でした。
バイアス回路はトランジスタの動作点を設定します。令和7年度第1回とまったく同じ問題文です。
ベース接地の電流増幅率 α=ΔIC÷ΔIE=1.96÷2=0.98。ベース接地では入力がエミッタ電流なので、αは1より少し小さい値になります。
エミッタ接地の電流増幅率 β=ΔIC÷ΔIB を求める問題(令和8年度第1回)と区別しましょう。

論理和は「どれか1つの図で斜線になっている部分」です。3つの図を重ねると、中央(A・B・C)だけがどの図でも斜線になっておらず、それ以外の6つの領域はどれかの図で斜線になっています。
③の A・B+A・C+B・C を確かめると、A・B が「Aだけ」「AとCの重なり(Bの外)」、A・C が「Cだけ」「BとCの重なり(Aの外)」、B・C が「Bだけ」「AとBの重なり(Cの外)」を表し、中央以外の6領域をちょうど覆います。
| X1 | D8EA |
| X2 | F9BC |
16進数のまま下の桁から筆算します(A=10、B=11、C=12、D=13、E=14、F=15)。
よって X0=1D2A6 です。

上側のNANDには、a と b のNOR(=a・b)が入ります。下側のNANDには、a と b のOR(=a・b)が入ります。2つの入力は常に逆なので、状態は保持されません。
つまり c=a・b です。区間ごとに a・b を求めると 0,0,0,1,0,0,0,1 なので、c は 1,1,1,0,1,1,1,0。これと一致するのはc5です。
ド・モルガンで A+C=A・C、A+B=A・B です。
X=(A+B)・(A・C+A・B)=A・C+A・A・B+A・B・C+A・B
A・A=0、A・C+A・B・C=A・C(吸収則)なので、X=A・C+A・B です。

回線25kmの損失は 0.8×25=20dB、増幅器で+30dBなので全体は+10dB(10倍)。変成器から出る電力は 48×10=480mW です。
2次側の600ΩのR1とR2は並列(合成300Ωで整合)なので、電力は半分ずつに分かれ、R1は240mWを消費します。
令和6年度第2回は入力24mW(答え120mW)、令和7年度第2回はR1の電力から線路長を求める問題でした。
同軸ケーブルの損失は、表皮効果により周波数の平方根に比例します。周波数が4倍なら損失は √4=2倍です。令和6年度第1回でも同じ内容が出題されています。
A 誘導回線の信号が被誘導回線に現れる漏話のうち、誘導回線の信号の伝送方向を正の方向とし、その反対方向を負の方向とすると、正の方向に現れるものは遠端漏話といわれる。
B 平衡対ケーブルにおいて電磁結合により生ずる漏話の大きさは、一般に、誘導回線のインピーダンスに反比例する。
A・Bとも正しい。
A:信号と同じ向き(正の方向)に現れるのが遠端漏話、逆向きが近端漏話です(令和7年度第1回では逆にした誤りの文が出題)。
B:電磁結合による漏話は電流に比例するので、インピーダンスに反比例します(令和5年度第1回で出題)。
電磁誘導電圧は電力線の電流に比例します(静電誘導電圧は電圧に比例)。令和8年度第1回とほぼ同じ問題です。
BPSKは2つの位相(0と π)を使うので、1シンボルで1ビットです。QPSKは2ビット、8PSKは3ビット、16QAMは4ビット、64QAMは6ビットです。
符号(Code)で分割するのがCDMA(符号分割多元接続)です。第3世代携帯電話(W-CDMAなど)で使われました。
A 減衰ひずみは、伝送路における信号の減衰量が周波数に対して一定でないために生ずるひずみである。
B 音声回線における減衰ひずみが大きいと、鳴音が発生したり反響が大きくなるなど、通話品質の低下の要因となる場合がある。
A・Bとも正しい。周波数によって減衰量が違うと波形が崩れます(減衰ひずみ)。減衰量の周波数特性が乱れると反射やエコーにも影響し、通話品質が下がります。
光ファイバ増幅器では、信号の増幅と同時に自然放出光も増幅されてしまいます。これがASE雑音(Amplified Spontaneous Emission)です。中継を重ねるほど蓄積します。
マルチモードファイバでは、伝搬する経路(モード)ごとに到着時間が違うため、パルスが広がります。これがモード分散で、伝送帯域を制限する支配的な要因です。
シングルモードファイバではモード分散がなく、波長分散(構造分散+材料分散)が主な要因になります(令和5年度第1回で出題)。
| 問題 | 分野 | 正解 |
|---|---|---|
| 第1問(ア) | 直流回路(節点電圧) | ② |
| 第1問(イ) | 交流回路(RL直列の電圧) | ④ |
| 第1問(ウ) | 電磁気(平行電流間の力) | ① |
| 第1問(エ) | 交流回路(無効電力) | ⑤ |
| 第2問(ア) | サイリスタ | ② |
| 第2問(イ) | トランジスタ増幅回路(電圧増幅度) | ④ |
| 第2問(ウ) | トランジスタ増幅回路(結合コンデンサ) | ① |
| 第2問(エ) | トランジスタ(バイアス回路) | ④ |
| 第2問(オ) | トランジスタ(ベース接地の電流増幅率) | ③ |
| 第3問(ア) | 論理回路(ベン図・論理和) | ③ |
| 第3問(イ) | 16進数の加算 | ② |
| 第3問(ウ) | 論理回路(フリップフロップ) | ⑤ |
| 第3問(エ) | ブール代数 | ④ |
| 第4問(ア) | 伝送理論(負荷電力の計算) | ⑤ |
| 第4問(イ) | 伝送理論(同軸ケーブルの損失) | ② |
| 第4問(ウ) | 伝送理論(漏話) | ③ |
| 第4問(エ) | 伝送理論(電磁誘導電圧) | ② |
| 第5問(ア) | デジタル変調(BPSK) | ③ |
| 第5問(イ) | 多元接続方式(CDMA) | ① |
| 第5問(ウ) | 減衰ひずみ | ③ |
| 第5問(エ) | 光ファイバ増幅器(ASE雑音) | ② |
| 第5問(オ) | 光ファイバ(モード分散) | ④ |
出典:一般財団法人日本データ通信協会 工事担任者試験問題(令和5年度第2回)。解説は当サイトが独自に作成したものです。誤りにお気づきの場合はご意見フォームからお知らせください。