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令和7年度第1回 工事担任者 総合通信「技術」過去問と解説
工事担任者試験(総合通信)令和7年度第1回の「端末設備の接続のための技術及び理論」全50問を、問題文・選択肢・正解と、根拠や計算過程まで書いた解説つきでまとめました。各問の「正解と解説を見る」を開くと答えを確認できます。
第1問
第1問(ア) G3ファクシミリ(フォールバック)
電気通信事業者の電話網を介して接続された、誤り訂正機能を備えたG3ファクシミリ端末間の通信において、受信側端末でデータが良好に受信できなかった場合に、受信側端末からのフレーム再送要求に対して、送信側端末がデータを再送する際にモデムの通信速度を下げる動作は、一般に、(ア)といわれる。
① バックオフ② コールバック③ フォールバック④ ダウンリンク⑤ オートネゴシエーション
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正解:③ フォールバック
回線品質が悪いときに通信速度を段階的に下げて通信を続ける動作をフォールバック といいます。速度を下げると雑音に強くなり、正しく受信できる確率が上がります。
第1問(イ) デジタル式PBX(空間スイッチ)
デジタル式PBXの空間スイッチにおいて、音声情報ビット列は、(イ)の開閉に従い、多重化されたままタイムスロットの時間位置を変えないで、タイムスロット単位に入ハイウェイから出ハイウェイへ乗り換える。
① 順番読み出しカウンタ② 制御メモリ③ 時分割ゲートスイッチ④ 多重・分離回路⑤ 時間スイッチ
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正解:③ 時分割ゲートスイッチ
空間スイッチは、時分割ゲートスイッチ をタイムスロットごとに開閉して、ハイウェイ間の乗り換えを行います。令和5年度第1回では、同じ文の「タイムスロット」の部分が空欄でした。
第1問(ウ) デジタル式PBX(内線回路)
デジタル式PBXにおけるアナログ式内線回路の機能について述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A 内線回路は、発呼、着信応答、通話中などの内線の状態を検出するために、内線側のA線とB線とがループ状態にあるかどうかを監視する機能を有する。
B 内線回路は、内線側に接続されたアナログ電話機からのアナログ音声信号を時分割通話路に送出するためのデコーダの機能を有する。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:ループ状態を監視する監視機能(BORSCHTのS)の説明として正しい。
B:アナログ音声をデジタル信号にして通話路へ送るのはコーダ(符号器) です。デコーダ(復号器)は逆向きの変換なので誤り。
第1問(エ) ISDN一次群(DSUの給電)
1.5メガビット/秒方式のISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースにおけるデジタル回線終端装置について述べた次の二つの記述は、(エ)。
A デジタル回線終端装置からISDN端末側への給電出力は、420ミリワット以上と規定されている。
B デジタル回線終端装置は、一般に、電気通信事業者側から遠隔給電されないため、ユーザ宅内の商用電源などからのローカル給電により動作する。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:一次群速度インタフェースでは、DSUから端末側への給電は行われません。誤り。(420mWは、基本インタフェースでDSUから端末へ給電する電力の値です。)
B:一次群のDSUはローカル給電で動作します。正しい。
第1問(オ) EMC用語(イミュニティ)
通信機器は、周辺装置から発生する電磁ノイズの影響を受けることがある。JIS C 60050-161:1997 EMCに関するIEV用語では、電磁妨害が存在する環境で、機器、装置又はシステムが性能低下せずに動作することができる能力を、(オ)と規定している。
① 電磁遮蔽② 妨害電磁界強度③ 電磁感受性④ イミュニティ⑤ 電磁エミッション
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正解:④ イミュニティ
妨害があっても性能が落ちずに動作できる能力はイミュニティ (耐性)です。
逆に、妨害で性能が落ちやすい性質が電磁感受性、機器が電磁ノイズを出すことが電磁エミッションです。
第2問
第2問(ア) PON(レンジング)
PONに用いられる技術において、OLTはあらかじめ配下のONUとの間の伝送時間を測定し、上り信号が衝突しない送出タイミングを算出して各ONUに通知する。この伝送時間を測定する処理は、一般に、(ア)といわれる。
① フィルタリング② アイソレーション③ オートネゴシエーション④ レンジング⑤ データスクランブル
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正解:④ レンジング
OLTが各ONUまでの距離(伝送時間)を測る処理をレンジング といいます。ONUごとに送信タイミングをずらすことで、光スプリッタで合流する上り信号がぶつからないようにします。
第2問(イ) SIP
IETFのRFC3261として標準化されたSIP又はSIPサーバの構成要素について述べた次の記述のうち、正しいもの は、(イ)である。
① SIPは、単数又は複数の相手とのセッションを生成、変更及び切断するためのアプリケーション層制御プロトコルである。② レジストラは、ユーザエージェントクライアント(UAC)からの発呼要求などのメッセージを転送する。③ リダイレクトサーバは、メッセージを受け付けたUACの位置を管理する。④ ロケーションサーバは、UACからのメッセージを再転送する必要がある場合に、その転送先を通知する。⑤ プロキシサーバは、UACの登録を受け付ける。
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正解:① SIPは、単数又は複数の相手とのセッションを生成、変更及び切断するためのアプリケーション層制御プロトコルである。
①がSIPの定義として正しい。
②:メッセージを転送するのはプロキシサーバ ③:UACの位置を管理するのはロケーションサーバ ④:転送先を通知するのはリダイレクトサーバ ⑤:登録を受け付けるのはレジストラ 各サーバの役割を入れ替えたひっかけなので、4つの役割を対で覚えましょう。
第2問(ウ) PoE(Type1・Class0)
IEEE802.3atとして標準化されたPoEのType1、Class0は、直流電圧44ボルト〜57ボルトの範囲で、PSEの1ポート当たり最大(ウ)を、PSEからPDに供給することができる規格である。
① 350ミリアンペアの電流② 450ミリアンペアの電流③ 600ミリアンペアの電流④ 30ワットの電力⑤ 68.4ワットの電力
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正解:① 350ミリアンペアの電流
Type1(IEEE802.3af相当)は、44〜57Vで1ポートあたり最大350mA 、電力にすると最大15.4Wを供給できます。
Type2(PoE+)は50〜57Vで最大600mA・30Wです。
第2問(エ) 無線LAN(DFS)
IEEE802.11として標準化された無線LANで用いられる5GHz帯の一部のチャネルは、気象レーダ波との電波干渉のおそれがある。5GHz帯対応のアクセスポイントには、通信中のチャネルで気象レーダ波が検知されると、通信を中断し動的に他チャネルに切り替える機能が実装されており、この機能は、一般に、(エ)といわれる。なお、切替先として選択されたチャネルによっては通信が1分程度途切れることがある。
① CSMA/CA② DFS③ TPC④ RTS/CTS⑤ MIMO
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正解:② DFS
レーダ波を検知してチャネルを動的に切り替える機能はDFS (Dynamic Frequency Selection)です。切替先のチャネルでもレーダ波がないか約1分間確認するため、その間通信が止まることがあります。
TPC(Transmit Power Control)は送信電力を自動調整する機能です。
第2問(オ) IoT接続技術(PLC)
IoTを実現するデバイスへの接続に用いられる技術のうち、屋内の電気配線などを通信路として利用し、搬送波の周波数に10キロヘルツ〜450キロヘルツ又は2メガヘルツ〜30メガヘルツを使用して情報を伝送する技術は、一般に、(オ)といわれる。
① BLE② PLC③ Wi-Fi④ WiMAX⑤ ZigBee
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正解:② PLC
電気配線を通信路にするのはPLC (電力線通信)です。令和5年度第1回とまったく同じ問題文です。
第3問
第3問(ア) ISDN(NT2)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける機能群の一つであるNT2について述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(ア)である。
① 網終端装置2といわれ、一般に、TEとNT1の間に位置する。② 交換、集線及び伝送路終端の機能がある。③ レイヤ2及びレイヤ3のプロトコル処理機能がある。④ 具体的な装置としてPBXなどが相当する。
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正解:② 交換、集線及び伝送路終端の機能がある。
伝送路終端はNT1(DSU)の機能です。NT2の機能は交換・集線とレイヤ2・3の処理なので、「伝送路終端」を含めた②が誤りです。
第3問(イ) ISDN(レイヤ1フレーム)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ1におけるフレームは、1フレームがB及びDチャネルの情報ビットとフレーム制御用ビットなどを合わせた(イ)ビットで構成され、250マイクロ秒の周期で繰り返し送受信される。
① 16② 24③ 48④ 64⑤ 128
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正解:③ 48
1フレームは48ビット で、250μsごとに送られます。48ビット÷250μs=192kbit/s が基本インタフェースのビットレートです。
そのうち情報ビットは B1・B2 各8ビット×2組と D 1ビット×4 の36ビット(144kbit/s=2B+D)です。
第3問(ウ) ISDN(DLCI)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、一つの物理コネクション上に複数のデータリンクコネクションが設定されている場合、個々のデータリンクコネクションの識別を行うための識別子は、(ウ)といわれ、SAPI及びTEIから構成される。
① VPI② HDLC③ LAPB④ ISUP⑤ DLCI
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正解:⑤ DLCI
SAPI(サービスの種類)とTEI(端末)を組み合わせた識別子がDLCI (データリンクコネクション識別子)です。
第3問(エ) ISDN(チャネルと呼の再設定)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける使用チャネル及び呼の再設定について述べた次の二つの記述は、(エ)。
A 回線交換モードにより通信を行う場合、呼設定情報など呼制御用のシグナリング情報は、Bチャネルで伝送できる。
B 回線交換モードで呼を中断状態とした後に端末を別のジャックに差し込んで通信を再開する場合、呼の再設定において、呼の中断前に使っていた呼番号がそのまま利用される。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:④ AもBも正しくない
A:呼制御用のシグナリング情報はDチャネル で伝送します。誤り。
B:呼の中断・再開では、再開時に新しい呼番号が割り当てられます。中断前の呼番号がそのまま使われるわけではないので誤り。
第3問(オ) ISDN一次群(Fビット)
1.5メガビット/秒方式のISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースでは、1フレームを24個集めて1マルチフレームを構成していることから、24個のFビットを活用することができる。これらのFビットは、フレーム同期、(オ)及びリモートアラーム表示として使用される。
① CRCビット誤り検出② アドレスフィールド拡張ビット③ サブアドレス表示④ コネクションマネジメント⑤ 発信者番号通知
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正解:① CRCビット誤り検出
24個のFビットの用途は「フレーム同期」「CRCビット誤り検出 」「リモートアラーム表示(リンク用)」の3つです。令和5年度第1回では「リモートアラーム表示」の部分が空欄でした。
第4問
第4問(ア) QoS(DiffServ)
IPネットワークにおけるQoS制御技術のうち、ユーザが送受信するパケットのヘッダ情報内のDSCP値を識別し、その値に応じて優先制御の実施、最低帯域の確保などを行うことで通信品質を制御する技術は、(ア)といわれる。
① アソシエーション② DiffServ③ POLQA④ ポリシング⑤ IntServ
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正解:② DiffServ
パケットのDSCP値でクラス分けして優先度を変えるのがDiffServ です。
IntServは、通信ごとにRSVPで事前に帯域を予約する方式です。POLQAは音声品質の評価方法です。
第4問(イ) メタリックアクセス(G.fast)
メタリックケーブルを使用する高速アクセス技術のうち、ITU-T G.9700/G.9701として標準化され、VDSLで使用している周波数帯域を拡張し、伝送方式にTDDを採用したものは(イ)といわれ、106メガヘルツプロファイルにおいて理論値としての最大伝送速度は上り下り合計1ギガビット/秒とされている。
① ADSL② FTTB③ G.fast④ HDSL⑤ HFC
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正解:③ G.fast
VDSLの帯域を拡張しTDDを採用したのはG.fast です。令和5年度第1回とまったく同じ問題文です。
第4問(ウ) CATV(DOCSIS 3.1)
CATV網を利用する高速データ通信の規格のうち、DOCSIS 3.0の後継規格であるDOCSIS 3.1は、使用周波数帯の拡張、多重化方式にマルチキャリア方式で周波数利用効率が高いOFDMの採用、誤り訂正符号に携帯電話の5Gや10GBASE-Tでも採用されている(ウ)符号の採用などによってスループットの向上を図っている。
① リードソロモン② トレリス③ BCH④ 畳込み⑤ LDPC
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正解:⑤ LDPC
DOCSIS 3.1では、誤り訂正符号を従来のリードソロモン符号から、より強力なLDPC (低密度パリティ検査)符号に変更しました。LDPCは5Gや10GBASE-T、Wi-Fiなどでも使われています。
第4問(エ) インターネット接続(IPoE)
ユーザ端末からインターネットへの接続方式において、ネットワーク終端装置(NTE)を使用して接続するPPPoE方式に対し、NTEを使用せずゲートウェイルータ(GWR)を用いて接続する方式は、一般に、(エ)といわれ、NTEの輻輳に起因する通信速度の低下がない。
① IoT② IP-VPN③ RoF④ IPoE⑤ IPCP
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正解:④ IPoE
PPPの認証を使わず、IPパケットをイーサネット上でそのまま運ぶのがIPoE 方式です。混雑しやすいNTEを経由しないため、夜間などの速度低下が起きにくいのが特徴です。
第4問(オ) 広域イーサネット(EoMPLS)
広域イーサネットで用いられるEoMPLSなどについて述べた次の二つの記述は、(オ)。
A EoMPLSにおけるラベル情報を参照するラベルスイッチング処理によるフレームの転送速度は、一般に、レイヤ3情報を参照するルーティング処理によるパケットの転送速度と比較して遅い。
B MPLS網内を転送されたMPLSフレームは、一般に、MPLSドメインの出口にあるラベルエッジルータに到達した後、MPLSラベルの除去などが行われ、オリジナルのイーサネットフレームとしてユーザネットワークのアクセス回線に転送される。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:短い固定長のラベルだけを見て転送するラベルスイッチングは、IPアドレスで経路を調べるルーティングより高速 です。誤り。
B:出口のLERでラベルを外して元のフレームに戻す説明として正しい。
第5問
第5問(ア) トラヒック(呼損率・運ばれた呼量)
完全線群のトラヒックについて述べた次の二つの記述は、(ア)。
A 待時式の系において、生起した呼が出回線塞がりに遭遇する確率は、一般に、呼損率といわれる。
B 即時式の系において、ある回線群に加わった呼量をaアーラン、そのときの呼損率をBとすると、この回線群で運ばれた呼量ac アーランは、次式で表される。
ac =a(1-B)
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:待時式で全塞がりに出会う確率は待合せ率 です。誤り(令和8年度第1回でも同じ文が出題)。
B:加わった呼量のうち、損失分(a×B)を除いたものが運ばれた呼量なので ac =a(1-B) です。正しい。
第5問(イ) トラヒック量
ある回線群が運んだ1時間当たりの(イ)は、運ばれた呼の平均回線保留時間中における平均呼数の値に等しい。
① 最大呼数② 待ち呼数③ トラヒック量④ 呼数⑤ 呼数密度
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正解:③ トラヒック量
1時間あたりのトラヒック量 (呼量、単位アーラン)は、平均保留時間中の平均呼数、つまり平均して同時に使われている回線数に等しくなります。
例:1時間に30呼、平均保留時間が4分なら、呼量は30×4÷60=2アーラン(平均2回線が使用中)。
第5問(ウ) トラヒック(出線能率)
出回線数が16回線の回線群について、使用中の出回線数を2分ごとに調査したところ、表に示す結果が得られた。この回線群の調査時間中における出線能率は、(ウ)パーセントとみなすことができる。
使用中の回線数 3, 3, 4, 3, 2, 5, 10, 4, 4, 2
① 2② 4③ 8④ 25⑤ 50
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正解:④ 25
使用中の回線数の平均は (3+3+4+3+2+5+10+4+4+2)÷10=40÷10=4回線 。これが運ばれた呼量(4アーラン)です。
出線能率=運ばれた呼量÷出回線数=4÷16=0.25=25% です。
第5問(エ) UPSの給電方式
IP-PBXで用いられる無停電電源装置(UPS)による給電方式のうち、安定した電圧・周波数の電力を常時供給することができ、停電時には無瞬断で蓄電池からの電力供給に切り替えられるなどの特徴を有するものは、(エ)方式といわれる。
① 分散給電② HVDC給電③ ラインインタラクティブ④ 常時商用給電⑤ 常時インバータ給電
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正解:⑤ 常時インバータ給電
常にインバータを通して安定化した電力を供給し、停電しても瞬断なく電池に切り替わるのが常時インバータ給電 方式です。
常時商用給電:普段は商用電源をそのまま供給し、停電時に切り替え(瞬断あり) ラインインタラクティブ:常時商用給電に電圧調整機能を加えた方式
第5問(オ) 小型ONU(SFP+)
光アクセスネットワークに用いられるONUのうち、個別電源が不要で、対応するルータ、ホームゲートウェイなどの装置に着脱することができ、一般に、小型ONUといわれる機器は、着脱の仕様として(オ)インタフェースが採用され、最大10ギガビット/秒までの伝送速度に適用できるとされている。
① USB3.1 Type-A② SFP+③ mini USB Type-B④ i-link⑤ Micro USB3.0 Type-B
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正解:② SFP+
ルータなどに挿し込んで使う小型の光トランシーバの規格がSFP+ で、10Gbit/sまで対応します。電源は挿し込んだ機器から供給されます。
第6問
第6問(ア) セキュリティ(SYNスキャン)
ポートスキャンの一つであるTCP SYNスキャンは、対象となるサーバのポートの状態を(ア)確認するため当該サーバにログとして痕跡が残りにくくなることから、ステルススキャンともいわれ、サーバの情報を収集する目的で攻撃者に悪用されることがある。
① 不要なサービスを停止してから② スリーウェイハンドシェイクを行って③ 脆弱性検査を実施して④ サーバのログファイルを解析して⑤ TCPコネクションを確立しないで
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正解:⑤ TCPコネクションを確立しないで
SYNスキャンは、SYNを送って応答(SYN/ACK)を受け取ったら最後のACKを返さず、TCPコネクションを確立しないで ポートの状態を確認します。接続が完了しないため、アプリケーションのログに残りにくいのが特徴です。
第6問(イ) PPPの認証(PAP・CHAP)
PPPは、特定の相手との1対1のコネクションを確立するために用いられるデータリンク層のプロトコルであり、PPP接続時におけるユーザ認証用プロトコルには、(イ)がある。
① APOPとIMAP4② PGPとS/MIME③ PAPとCHAP④ TCPとUDP
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正解:③ PAPとCHAP
PPPの認証プロトコルはPAPとCHAP です。PAPはパスワードを平文で送り、CHAPはチャレンジ/レスポンス方式でパスワードそのものを送らないため、CHAPの方が安全です。
APOP・IMAP4はメール受信、PGP・S/MIMEはメールの暗号化の技術です。
第6問(ウ) ファイアウォール
ファイアウォールについて述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A ネットワーク層とトランスポート層で動作し、パケットのIPヘッダとTCP/UDPヘッダを参照することにより通過させるパケットの選択を行うファイアウォールは、一般に、アプリケーションゲートウェイ型といわれる。
B ファイアウォールには、一般に、NAT機能が実装されており、NAT機能を用いることにより、組織内部で使用している発信元IPアドレスを外部に対して隠蔽することができる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:IPヘッダとTCP/UDPヘッダで判断するのはパケットフィルタリング型 です。アプリケーションゲートウェイ型は、アプリケーション層でデータの中身まで確認する方式なので誤り。
B:NATによるアドレスの隠蔽の説明として正しい。
第6問(エ) 無線LANのセキュリティ(WPA3)
無線LANのセキュリティ規格について述べた次の二つの記述は、(エ)。
A WPA3のパーソナルモードでは、SAE(Simultaneous Authentication of Equals)といわれる方式で相手認証及び鍵交換が行われる。
B WPA2及びWPA3のエンタープライズモードでは、いずれもIEEE802.1Xの認証規格に基づき相手認証が行われる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。
WPA3パーソナルは、WPA2の事前共有鍵(PSK)方式に代わってSAEを使い、パスワードの総当たり攻撃に強くなりました。エンタープライズモードは、どちらもRADIUSサーバなどを使うIEEE802.1X認証です。
第6問(オ) 情報セキュリティ管理策(JIS Q 27001)
JIS Q 27001:2023に規定されている、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の要求事項を満たすための情報セキュリティ管理策について述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(オ)である。
① 開発環境、テスト環境及び本番環境は、統合してセキュリティを保たなければならない。② 情報システム、装置又はその他の記憶媒体に保存している情報は、必要でなくなった時点で削除しなければならない。③ 組織は、外部委託したシステム開発に関する活動を指揮し、監視し、レビューしなければならない。④ 組織が使用する情報処理システムのクロックは、組織が採用した時刻源と同期させなければならない。⑤ 情報セキュリティインシデントの可能性を評価するために、ネットワーク、システム及びアプリケーションについて異常な挙動がないか監視し、適切な処置を講じなければならない。
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正解:① 開発環境、テスト環境及び本番環境は、統合してセキュリティを保たなければならない。
開発環境・テスト環境・本番環境は、分離 してセキュリティを保たなければなりません。「統合して」とした①が誤り。開発中の不具合や操作ミスが本番システムに影響しないようにするためです。
第7問
第7問(ア) 加入者保安器
メタリックケーブルを用いた加入者線設備を構成する加入者保安器の機能について述べた次の二つの記述は、(ア)。
A 加入者保安器は、加入者線設備を構成する線路側から端末へ雷などによる異常電圧が加わることを防止する機能を有している。
B 加入者保安器は、加入者回線の故障箇所が加入者線設備側かユーザ宅内側かを判定するために、分岐・結合機能を有している。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:保安器の基本機能(避雷器などによる異常電圧の防止)として正しい。
B:故障箇所の切り分けのために保安器が持つのは、宅内側を切り離して試験できるようにする機能です。「分岐・結合機能」ではないので誤り。
第7問(イ) アナログテスタの誤差
直流電流の測定における固有誤差が±2パーセントのアナログ式テスタを用いて、5ミリアンペアの直流電流を最大目盛値が10ミリアンペアの測定レンジで測定した場合、指針が示す測定値の範囲は(イ)ミリアンペアである。
① 4.99〜5.01② 4.98〜5.02③ 4.9〜5.1④ 4.8〜5.2⑤ 3.0〜7.0
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正解:④ 4.8〜5.2
アナログ式テスタの誤差は、測定値ではなく最大目盛値(フルスケール) に対する割合です。
10mA×2%=±0.2mA なので、5mAを測ると指示は 4.8〜5.2mA の範囲になります。
デジタル式テスタの「±(○%rdg+○dgt)」が読取値を基準にするのとの違いに注意しましょう。
第7問(ウ) 構内用ケーブルの心線識別
デジタルボタン電話装置の配線工事において、日本電線工業会規格(JCS)で規定されている星形構成の100対構内用ケーブルの対番号67番を指定されたときは、黄白粗巻テープの10対ユニットにおけるカッド内の絶縁体の色が(ウ)の心線を選定する。
① 緑と白② 紫と白③ 青と白④ 赤と白⑤ 黄と白
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正解:④ 赤と白
100対ケーブルは10対ずつのユニットに分かれ、67番は7番目のユニット(61〜70番、黄白粗巻テープ)の7番目の対です。
ユニット内の5つのカッドは、一般に「青・黄・緑・赤・紫」の順に色分けされ、1つのカッドに2対ずつ入ります。7番目の対は4番目のカッド(赤)の1対目なので、絶縁体の色は赤と白 です。
第7問(エ) エコケーブル
JCSで規定されているエコケーブルの耐燃性ポリエチレンシース通信用構内ケーブル(耐燃PEシースケーブル)を用いた、デジタル式PBXの配線工事などについて述べた次の二つの記述は、(エ)。
A 配線工事終了後に回収された工事残材のうち、耐燃PEシースケーブルは、外被がポリエチレン系の材料に統一されておりリサイクル対応が容易であるため、廃棄物の低減に寄与することができる。
B 耐燃PEシースケーブルは、ポリ塩化ビニル(PVC)シースケーブルと比較して、シースが硬く、許容曲げ半径が2倍以上であるため、配管の曲げ部に通線する場合には注意が必要である。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:エコケーブルの特徴として正しい。
B:耐燃PEシースケーブルの許容曲げ半径は、PVCシースケーブルと同等 です。誤り(令和5年度第1回でも同じ内容が出題)。
第7問(オ) PBXの代表着信(順次サーチ)
デジタル式PBXの代表着信方式の設定において、代表グループ内の内線に優先順位を設け、優先順位が高く、空いている内線を常に選択させる場合は、(オ)方式を選定する。
① バーチャルライン応答② 順次サーチ③ ラウンドロビン④ ストレートライン応答⑤ ダイレクトインライン
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正解:② 順次サーチ
決められた優先順位で、空いている内線を常に上から探すのが順次サーチ 方式です。内線を均等に使わせたい場合はラウンドロビン(巡回)方式を選びます。
第8問
第8問(ア) ISDN配線(延長接続コード)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるポイント・ツー・ポイント構成の場合、配線ケーブルに接続されているモジュラジャックとTEとの間に使用できる延長接続コードは、最長(ア)メートルである。
① 3② 7③ 10④ 25⑤ 50
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正解:④ 25
ポイント・ツー・ポイント構成では、ジャックとTEの間の延長接続コードは最長25m まで使えます。
バス配線(ポイント・ツー・マルチポイント)では、TEの接続コードは10m以内です。
第8問(イ) ISDN配線(受動バス)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるポイント・ツー・マルチポイント構成について述べた次の二つの記述は、(イ)。
A 短距離受動バス配線構成では、1対のインタフェース線における配線極性は、全TE間で同一とする必要はなく、反転してもよいとされている。
B 延長受動バス配線構成では、バス配線の途中に信号の増幅や再生などを行う能動素子を取り付けることは許容されていない。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:バス配線では、すべてのTEが同じ線路を共有するため、インタフェース線の配線極性は全TE間で同一 にする必要があります。誤り。
B:「受動」バスなので、増幅器などの能動素子は入れられません。正しい。
第8問(ウ) ISDN配線(端子の使用)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるバス配線では、一般に、ISO8877に準拠した8端子のモジュラジャックが使用されており、その端子の使用に関する規格について述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A T線(1対)とR線(1対)には、3番〜6番の四つの端子が使用される。
B ファントムモードの給電には、3番〜6番の四つの端子が使用される。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。信号の送受信と、それに重ねたファントムモードの給電は、同じ3〜6番の4端子を使います。令和8年度第1回とA・Bを入れ替えた問題です。
第8問(エ) LAN配線のフィールドテスト
平衡ケーブルを用いたLAN配線のフィールドテストなどについて述べた次の記述のうち、正しいもの は、(エ)である。
① 挿入損失は、対の遠端を短絡させ、対の近端にケーブルテスタを接続して直流ループ抵抗を測定することにより求められる。② 反射減衰量は、ケーブルの送信端に信号を入力し、受信端で信号レベルを測定することにより求められる。③ 電力和近端漏話減衰量は、任意の2対間において、1対を送信回線、残りの1対を受信回線とし、送信回線の送信レベルを基準として、受信回線に漏れてくる近端側の受信レベルを測定することにより求められる。④ 伝搬遅延時間差は、任意の1対において、信号の周波数の違いによる伝搬遅延時間を測定することにより求められる。⑤ 配線長は、TDR(Time Domain Reflectometer)テストにて信号遅延時間を測定することにより求められる。
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正解:⑤ 配線長は、TDR(Time Domain Reflectometer)テストにて信号遅延時間を測定することにより求められる。
TDRでパルスの反射が戻るまでの時間を測り、伝搬速度から長さを求めます。⑤が正しい。
①:直流ループ抵抗の測定ではなく、信号の減衰量を測るのが挿入損失 ②:反射減衰量は、送信端で反射して戻ってくる信号を測る ③:電力和近端漏話は、他の3対すべて から1対に漏れる漏話の合計 ④:伝搬遅延時間差は、対どうし の伝搬遅延時間の差
第8問(オ) ビル内光配線(横系配線)
OITDA/TP 11/BW:2019ビルディング内光配線システムにおける光ファイバケーブル収納方式のうち、ビルのフロア内の横系配線収納方式について述べた次の二つの記述は、(オ)。
A 床スラブ上の配線方式には、アンダーカーペット方式、フリーアクセスフロア方式及びフロアダクト方式がある。
B 床スラブ内の配線方式のうちの電線管方式は、配線取出し口は固定され、他の方式と比較して、配線収納能力が小さい。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:フロアダクト方式は床スラブ内 の方式です。誤り。
B:電線管方式の説明として正しい。令和5年度第1回とA・Bを入れ替えた問題です。
第9問
第9問(ア) OTDR法(JIS C 6823)
JIS C 6823:2010光ファイバ損失試験方法に規定するOTDR法について述べた次の二つの記述は、(ア)。
A OTDRは、測定分解能及び測定距離のトレードオフを最適化するため、幾つかのパルス幅と繰返し周波数とを選択できる制御器を備えていてもよい。
B 信号処理装置は、必要に応じて長時間の平均化処理を使用することによって、信号対雑音比を向上することができる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。
パルス幅を広げると遠くまで測れますが分解能が下がり、狭めると分解能は上がりますが測定距離が短くなります。後方散乱光は微弱なので、何度も測って平均化することで雑音を減らします。
第9問(イ) ビル内光配線(けん引端)
OITDA/TP 11/BW:2019ビルディング内光配線システムにおける、幹線系光ファイバケーブル施工時のけん引について述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(イ)である。
① 光ファイバケーブルのけん引張力が大きい場合、中心にテンションメンバが入っている光ファイバケーブルは、現場付けプーリングアイを取り付ける。② 光ファイバケーブルのけん引張力が大きい場合、中心にテンションメンバが入っていない光ファイバケーブルは、ケーブルグリップを取り付け、けん引端を作製する。③ 光ファイバケーブルのけん引張力が小さい場合、中心にテンションメンバが入っていない光ファイバケーブルは、ロープなどをケーブルに巻き付け、けん引端を作製する。④ 光ファイバケーブルのけん引張力が小さい場合、テンションメンバが鋼線のときは、その鋼線を折り曲げ、ケーブルに3回以上巻き付け、けん引端を作製する。⑤ 光ファイバケーブルをけん引する場合で強い張力がかかるときには、光ファイバケーブルけん引端とけん引用ロープとの接続に撚り返し金物を取り付け、光ファイバケーブルのねじれ防止を図る。
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正解:④ 光ファイバケーブルのけん引張力が小さい場合、テンションメンバが鋼線のときは、その鋼線を折り曲げ、ケーブルに3回以上巻き付け、けん引端を作製する。
正しくは「テンションメンバが鋼線のときは、その鋼線を折り曲げ、鋼線に巻き付け 、けん引端を作製する」です。④は次の2点が規定と異なります。
巻き付ける対象:ケーブル(外被の上)ではなく、折り返した鋼線(テンションメンバ自身) に巻き付ける 回数:規定に「3回以上」という回数の指定はない テンションメンバはけん引の力を受け持つ部材なので、鋼線どうしを絡めて固定し、そこに力がかかるようにします。
①・②・③・⑤は規定どおりです。もっともらしい数字(「3回以上」)を付け足したり、「鋼線」を「銅線」に変えたりするひっかけが定番なので注意しましょう。強い張力がかかるときの撚り返し金物(ねじれ防止)もよく出題されます。
第9問(ウ) JIS X 5150(コード長)
JIS X 5150-2:2021では、図1に示す水平配線設備モデルにおいて、クロスコネクト-TOモデル、クラスFのチャネルの場合、水平ケーブルの長さが82メートルのとき、パッチコード又はジャンパ、機器コード及びワークエリアコードの長さの総和は最大(ウ)メートルとなる。ただし、運用温度は20℃、コードの挿入損失[dB/m]は水平ケーブルの挿入損失[dB/m]に対して50パーセント増とする。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① 12② 14③ 16④ 18⑤ 20
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正解:② 14
クロスコネクト-TOモデル・クラスFの水平ケーブル長の式は H=103-F×X です(F:コード長の総和、X:コードの損失比)。
82=103-F×1.5 より F=21÷1.5=14m 。
令和5年度第1回はクラスEで「コード長15mのときの水平ケーブル長」を問う逆向きの問題でした。
第9問(エ) 宅内光配線(光ローゼット)
宅内光配線において、屋内壁面や床面に露出設置され、屋内に入線されたドロップ光ファイバケーブル又はインドア光ファイバケーブルと宅内光配線コードとの接続に使用される部材は、一般に、(エ)といわれ、固定する際には木ねじ、マグネットなどが用いられる。
① 光ローゼット② 光アウトレット③ 光クロージャ④ 光アイソレータ⑤ 光キャビネット
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正解:① 光ローゼット
壁面などに露出 して取り付けるのが光ローゼット です。壁に埋め込む タイプは光アウトレットです(令和7年度第2回で出題)。
第9問(オ) LAN配線(ワイヤマップ)
図2は、LANケーブル両端のコネクタ結線が配線規格T568Bの場合において、ワイヤマップ試験の結果判明した配線誤りの結線図例である。この結線図例の配線誤りは(オ)といわれる。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① ショート② スプリットペア③ クロスペア④ リバースペア⑤ クロスワイヤ
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正解:③ クロスペア
図では、1・2番の対と3・6番の対が反対側で入れ替わってつながっています。対ごと別の対につながる誤りがクロスペア です。
同じ対の中で2本が入れ替わるのがリバースペア、対が分かれるのがスプリットペアです。
第10問
第10問(ア) インドア光ファイバケーブル
インドア光ファイバケーブルについて述べた次の二つの記述は、(ア)。
A ユーザ宅内で用いられる露出配線用の光ファイバケーブルには、ケーブル外被が透明のため宅内の美観を損なうことなく壁面に配線できる透明インドア光ファイバケーブルがある。
B 集合住宅での光ファイバケーブル配線において、MDFから各戸までのメタリック電話線などが収容されている既設配管内の空間を利用して各戸へ配線するときに使用する光ファイバケーブルとして適しているものには、集合インドア光ファイバケーブルがあり、押し込み工法により敷設が容易とされている。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:透明インドア光ファイバケーブルの説明として正しい。
B:既設配管に押し込むのに適しているのは細径低摩擦 インドア光ファイバケーブルです(令和8年度第1回で出題)。誤り。
第10問(イ) ドロップケーブルの引込み(切断配線クリート)
図1に示すドロップ光ファイバケーブルを戸建て住宅の宅内まで引き通す配線構成において、大型車両などによるドロップ光ファイバケーブル引っかけ事故が発生した場合であっても家屋内部におけるケーブル固定部材や壁面などの損傷を回避するために、ドロップ光ファイバケーブル引留め点下部側の第1固定箇所に使用される部材は、一般に、(イ)といわれる。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① 光ステップル② PD盤③ 切断配線クリート④ 保安器⑤ 引込み用牽引端
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正解:③ 切断配線クリート
ケーブルが強く引っ張られたときに、わざとそこで外れる(切断される)ようにして、家屋側の損傷を防ぐ部材が切断配線クリート です。
第10問(ウ) 安全活動(ヒヤリハット・TBM)
職場における安全活動などについて述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A ヒヤリハット活動では、いかなる原因で生じたヒヤリハットであっても当事者を責めない取り決めをし、当事者から報告されたヒヤリハットの事例を取り上げ、その危険要因を把握・解消することにより、事故の未然防止が図られる。
B ツールボックスミーティング(TBM)は、作業開始前に職場の小単位のグループが短時間で仕事の範囲、段取り、各人ごとの作業の安全のポイントなどについて打合せを行う活動とされている。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。ヒヤリハットは報告しやすい雰囲気づくりが重要で、当事者を責めないことが前提です。TBMは作業前の短い打合せで、危険予知(KY)活動と組み合わせて行われることが多いです。
第10問(エ) 施工計画・施工管理
施工計画、施工管理などについて述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(エ)である。
① 工事の受注者は、工事着手前に施工計画書を工事の発注者の監督職員に提出しなければならない。② 施工計画書には、工事概要、計画工程表、施工方法、安全管理などが記載されなければならない。③ 施工管理において、最初に計画した工程と実際に進行している工程とを比較検討し、進捗に差異が生じてきているとき、その原因を調査し、取り除くことにより工事が計画どおりの工程で進行するように管理し、調整を図ることは、工程管理といわれる。④ 発注者から提示された仕様書、契約図面などの設計図書相互間に不整合がある場合、受注者は、当該設計図書を修正して工事を実施し、工事終了後、速やかに実施状況を発注者に報告しなければならない。⑤ 工事費は、直接費と間接費に分けられ、現場管理費、共通仮設費などが含まれる間接費は、一般に、工期が長くなると増加する。
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正解:④ 発注者から提示された仕様書、契約図面などの設計図書相互間に不整合がある場合、受注者は、当該設計図書を修正して工事を実施し、工事終了後、速やかに実施状況を発注者に報告しなければならない。
設計図書に不整合があるときは、受注者が勝手に修正してはいけません。発注者(監督職員)に通知して確認を求め 、その指示に従います。④が誤り。
第10問(オ) 工程管理(フリーフロート)
図2に示すアローダイアグラムにおいて、フリーフロートが最も大きい作業は、作業(オ)である。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① C② E③ I④ J⑤ K
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正解:⑤ K
各結合点の最早時刻を求めます:①0、②5、③4、④4(作業C終了3日とダミー経由4日の大きい方)、⑤11、⑥9、⑦12、⑧17、⑨21日。
フリーフロート=後続結合点の最早時刻-(作業の最早開始時刻+所要日数) で計算します。
作業C:4-(0+3)=1日 作業E:12-(4+6)=2日 作業I:12-(9+3)=0日 作業J:21-(17+4)=0日 作業K:21-(9+9)=3日 最も大きいのは作業K です。
解答一覧
出典:一般財団法人日本データ通信協会 工事担任者試験問題(令和7年度第1回)。解説は当サイトが独自に作成したものです。誤りにお気づきの場合はご意見フォーム からお知らせください。