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技術 令和6年度第1回 工事担任者 総合通信「技術」過去問と解説
工事担任者試験(総合通信)令和6年度第1回の「端末設備の接続のための技術及び理論」全50問を、問題文・選択肢・正解と、根拠や計算過程まで書いた解説つきでまとめました。各問の「正解と解説を見る」を開くと答えを確認できます。
第1問
第1問(ア) デジタルコードレス電話
DECT方式を参考にしたARIB STD-T101に準拠するデジタルコードレス電話の標準システムについて述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(ア)である。
① 親機と子機との間の無線通信には、1.9ギガヘルツ帯の周波数が用いられている。② 親機と子機との間の無線通信に用いられる周波数帯は、一般に、電子レンジや無線LANの機器との電波干渉によるノイズが発生しにくいとされている。③ 標準システムを構成する親機、子機及び中継機は、同一構内における混信防止のため識別符号を自動的に送信又は受信する機能を有している。④ 子機から親機へ送信を行う場合、無線伝送区間の通信方式としてTDMA/TDDが用いられている。⑤ 複数の通話チャネルの中から使用するチャネルを選択する場合に、当該チャネルが空きかどうかを検出するキャリアアグリゲーションといわれる機能が用いられている。
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正解:⑤ 複数の通話チャネルの中から使用するチャネルを選択する場合に、当該チャネルが空きかどうかを検出するキャリアアグリゲーションといわれる機能が用いられている。
チャネルが空いているかを検出する機能はキャリアセンス です。キャリアアグリゲーションは、複数の周波数帯を束ねて高速化する携帯電話の技術なので、⑤が誤りです。
①〜④はDECT準拠方式の特徴として正しい(1.9GHz帯、TDMA/TDD、識別符号)。
第1問(イ) デジタル式PBX(ライン回路)
デジタル式PBXは、内線相互接続通話中のとき、(イ)において送受話器のオンフックを監視し、これを検出することにより通話路の切断を行っている。
① 空間スイッチ② トーンジェネレータ回路③ 極性反転検出回路④ 時間スイッチ⑤ ライン回路
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正解:⑤ ライン回路
内線の電話機がオンフック(受話器を置く)したかどうかは、内線ごとに設けられたライン回路 (内線回路)の監視機能(BORSCHTのS)で検出します。
第1問(ウ) PBX(夜間閉塞)
PB信号方式のダイヤルインサービスを利用するPBXには、夜間閉塞機能がある。この機能による接続シーケンスはダイヤルインの接続シーケンスとは異なり、電気通信事業者の交換機からは、(ウ)が送出されずに、PBXを経由しない電話機に着信する場合と同様の接続シーケンスにより、夜間受付用電話機に着信する。
① 1次応答信号② 2次応答信号③ 内線指定信号④ 呼出信号⑤ 呼出音
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正解:③ 内線指定信号
ダイヤルインでは、交換機がPB信号で内線指定信号 を送り、PBXがその内線へつなぎます。夜間閉塞にすると内線指定信号は送られず、普通の電話と同じように呼出信号だけで夜間受付用電話機に着信します。
第1問(エ) ISDN(DSUの給電)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるデジタル回線終端装置について述べた次の二つの記述は、(エ)。
A ユーザ宅内の停電時に基本電話サービスを維持できるよう定電流値600ミリアンペアの遠隔給電を電気通信事業者側から受けることができる。
B デジタル回線終端装置からISDN端末側への制限給電状態における最大給電出力は、420ミリワットと規定されている。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:停電時にDSUが局からの遠隔給電を受けられる点はそのとおりですが、「定電流値600mA」という給電条件は規定の内容と異なります。誤り。
B:停電時などの制限給電状態で、DSUから端末側へ給電できる電力は最大420mW です。正しい。
第1問(オ) ノイズ対策デバイス
商用電源を使用するネットワーク機器のノイズ対策に用いられるデバイスについて述べた次の二つの記述は、(オ)。
A チップビーズインダクタは、ネットワーク機器から放射される数GHz帯域の放射ノイズ対策などに用いられる。
B コモンモードチョークコイルは、コモンモード電流を阻止するインピーダンスを発生させることによりコモンモードノイズの発生を抑制することができ、一般に、電源ラインや信号ラインに用いられる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。チップビーズインダクタは高い周波数でインピーダンスが大きくなり、高周波ノイズを熱に変えて吸収します。コモンモードチョークコイルは、同じ向きに流れるノイズ電流だけを阻止し、信号はそのまま通します。
第2問
第2問(ア) 10G-EPON(GE-PONとの混在)
IEEE802.3avとして標準化された10G-EPONシステムにおける既存のGE-PONシステムとの混在収容技術について述べた次の二つの記述は、(ア)。
A OLTからの下り方向通信では、最大伝送速度10ギガビット/秒の光信号と1ギガビット/秒の光信号に異なる波長帯を用い、OLTはそれぞれの信号をWDM技術を用いて多重し配下のONUに送信する。
B ONUからの上り方向通信では、最大伝送速度10ギガビット/秒の光信号と1ギガビット/秒の光信号に同一の波長帯を用い、ONUがOLTからの送信タイミング制御に従い信号を送信することにより、OLTは配下のONUからの速度の異なる信号をTDMA技術を用いて分離し受信することができる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。下りは波長を分けて(WDM)、上りは同じ波長帯を時間で分けて(TDMA)混在させます。上りで速度の異なるバースト信号を受けるため、OLTはデュアルレートバースト受信器を使います(令和7年度第2回で出題)。
第2問(イ) IP-PBX(可変不在転送)
IP-PBXの(イ)といわれる機能を使うと、内線番号Aを持つ者が自席を不在にするとき、自席の内線電話機でオフフック操作の後に(イ)用のアクセスコードを入力して行先の内線番号Bを登録しておくなどの操作により、以降、この内線番号Aへの着信呼は内線番号Bへ転送される。
① コールパーク② コールバックトランスファ③ コールホールド④ 話中転送⑤ 可変不在転送
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正解:⑤ 可変不在転送
転送先を本人がその都度登録できる不在転送は可変不在転送 です。令和5年度第1回とほぼ同じ問題です。
第2問(ウ) PoE(Type1)
IEEE802.3atとして標準化されたPoEのType1の機能などについて述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A 給電側機器であるPSEは、一般に、受電側機器がPoE対応機器か、非対応機器かを検知して、PoE対応機器にのみ給電する。そのため、同一PSEに接続される機器の中にPoE対応機器と非対応機器の混在が可能となっている。
B PoEの規格において、10BASE-Tや100BASE-TXのLAN配線のうちの予備対(空き対)を使用して給電する方式はオルタナティブAといわれ、信号対を使用して給電する方式はオルタナティブBといわれる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:正しい。
B:逆です。信号対で給電するのがオルタナティブA 、予備対で給電するのがオルタナティブB です。誤り(令和5年度第1回でも同じひっかけ)。
第2問(エ) 無線PAN(ZigBee)
無線PANの規格のうち、通信速度が最大250キロビット/秒、接続可能ノード数が理論値で最大約6万5千であって、主にセンサネットワークの構築に用いられる規格は、(エ)といわれる。
① Wi-Fi② DS-UWB③ ZigBee④ MB-OFDM⑤ Bluetooth
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正解:③ ZigBee
低速(最大250kbit/s)・低消費電力で、多数のノード(約6万5千)を接続できるのはZigBee (IEEE802.15.4ベース)です。センサネットワークや家電の制御に使われます。
第2問(オ) イーサネット(FCS)
イーサネットのMACフレームの最後にある(オ)は、フレームの伝送誤りの有無を検出するための情報であり、受信側では、フレームを受信し終えると(オ)の検査を行い、受信フレームの正常性を確認している。
① Preamble② SA③ DA④ FCS⑤ SFD
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正解:④ FCS
フレームの最後にある誤り検出用の4バイトはFCS (Frame Check Sequence)で、CRC方式で計算されます。ストアアンドフォワード方式のスイッチは、このFCSまで受信して確認してから転送します。
第3問
第3問(ア) ISDN(参照点)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける参照点について述べた次の二つの記述は、(ア)。
A NT1とNT2の間に位置し、主に電気的・物理的な網機能について規定されている参照点は、S点といわれる。
B TAとTE2の間に位置し、アナログ端末などの非ISDN端末を網へ接続するために規定されている参照点は、R点といわれる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:NT1とNT2の間はT点 です。S点はNT2とTEの間なので誤り。
B:R点の説明として正しい。
局側から「U-NT1-T-NT2-S-TE」と並ぶ順番で覚えましょう。
第3問(イ) ISDN(レイヤ1フレーム)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ1におけるフレームは、1フレームが各チャネルの情報ビットとフレーム制御用ビットなどを合わせた(イ)ビットで構成され、250マイクロ秒の周期で繰り返し送受信される。
① 48② 64③ 128④ 192⑤ 256
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正解:① 48
1フレームは48ビット で、250μsごとに送られます(48ビット÷250μs=192kbit/s)。令和7年度第1回とまったく同じ問題文です。
第3問(ウ) ISDN(非確認形情報転送)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける非確認形情報転送モードについて述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A 非確認形情報転送モードは、ポイント・ツー・ポイントデータリンク及びポイント・ツー・マルチポイントデータリンクのどちらにも適用可能である。
B 非確認形情報転送モードでは、情報フレームの転送時に、誤り制御及びフロー制御が行われる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:正しい。
B:非確認形では誤り制御もフロー制御も行いません 。誤り。令和7年度第2回とA・Bを入れ替えた問題です。
第3問(エ) ISDN(レイヤ3メッセージ)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるレイヤ3のメッセージの共通部は、全てのメッセージに共通に含まれており、大別して、(エ)、プロトコル識別子及びメッセージ種別の3要素から構成されている。
① 国内宛先番号② サブアドレス情報③ 端末終端点識別子④ 呼番号⑤ 送信元アドレス
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正解:④ 呼番号
共通部は「プロトコル識別子・呼番号 ・メッセージ種別」です。令和8年度第1回では「メッセージ種別」の方が空欄でした。
第3問(オ) ISDN一次群(特徴)
1.5メガビット/秒方式のISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースを用いた通信の特徴などについて述べた次の記述のうち、正しいもの は、(オ)である。
① NT1とTEの間は、ポイント・ツー・マルチポイントの配線構成を採る。② Dチャネルのチャネル速度は、16キロビット/秒である。③ DSUは常時起動状態であるが、起動・停止手順を有している。④ 最大12回線の電話回線として利用できる。⑤ 伝送路符号として、B8ZS符号を用いている。
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正解:⑤ 伝送路符号として、B8ZS符号を用いている。
伝送路符号にB8ZS 符号を使います。⑤が正しい。
①:NT1とTEの間はポイント・ツー・ポイント構成 ②:一次群のDチャネルは64kbit/s (基本インタフェースは16kbit/s) ③:DSUは常時起動状態で、起動・停止手順はない ④:23B+Dで、最大23回線 の電話回線として使える
第4問
第4問(ア) LAN(1000BASE-T)
1000BASE-Tの物理層では、上位MAC副層からの送信データを8ビットごとに区切ったビット列に1ビットの冗長ビットを加えた9ビットが四つの5値情報に変換される(ア)といわれる符号化方式が用いられている。
① MLT-3② 8B/6T③ 8B/10B④ NRZI⑤ 8B1Q4
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正解:⑤ 8B1Q4
8B1Q4 です。令和5年度第1回とまったく同じ問題文です。
第4問(イ) CATV(DOCSIS 3.1)
CATV網を利用する高速データ通信の規格のうち、DOCSIS 3.0の後継規格であるDOCSIS 3.1は、使用周波数帯の拡張、多重化方式にマルチキャリア方式で周波数利用効率が高いOFDMの採用、誤り訂正符号に携帯電話の5Gや10GBASE-Tでも採用されている(イ)符号の採用などによってスループットの向上を図っている。
① BCH② Golay③ LDPC④ ターボ⑤ リードソロモン
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正解:③ LDPC
LDPC 符号です。令和7年度第1回とまったく同じ問題文です。
第4問(ウ) IPv4/IPv6(デュアルスタック)
IPv6とIPv4の共存技術のうち、一つの通信機器にIPv6とIPv4両方のプロトコルをサポートする機能を実装し、通信相手がサポートしているプロトコルの種類により、利用するプロトコルを切り替えて通信する技術は、一般に、(ウ)といわれる。
① IPv6パススルー② IPv6/IPv4トランスレータ③ マルチキャスト④ IPv6/IPv4デュアルスタック⑤ IPv6 over IPv4トンネリング
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正解:④ IPv6/IPv4デュアルスタック
1台の機器で両方のプロトコルを動かすのがデュアルスタック です。ヘッダを変換するのがトランスレータ、パケットを包んで運ぶのがトンネリングです(令和8年度第1回で出題)。
第4問(エ) ICMPv6
IETFのRFC4443として標準化されたICMPv6について述べた次の二つの記述は、(エ)。
A ICMPv6は、IPv6ノードで使用され、IPv6を構成する一部分であるが、IPv6ノードの使用形態によってはICMPv6を実装しなくてもよいと規定されている。
B ICMPv6の情報メッセージでは、IPv6のアドレス自動構成に関する制御などを行うND(Neighbor Discovery)プロトコルやIPv6上でマルチキャストグループの制御などを行うMLD(Multicast Listener Discovery)プロトコルで使われるメッセージなどが定義されている。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:ICMPv6はIPv6に不可欠な部分で、すべてのIPv6ノードが完全に実装しなければなりません 。誤り。
B:IPv4のARPにあたるアドレス解決などを行うND、マルチキャストを管理するMLDは、ICMPv6のメッセージを使います。正しい。
第4問(オ) 広域イーサネット(EoMPLS)
広域イーサネットで用いられるEoMPLSなどについて述べた次の二つの記述は、(オ)。
A EoMPLSにおけるラベル情報を参照するラベルスイッチング処理によるフレームの転送速度は、一般に、レイヤ3情報を参照するルーティング処理によるパケットの転送速度と比較して遅い。
B MPLS網を構成する主な機器には、MPLSラベルを付加したり外したりするラベルエッジルータと、MPLSラベルを参照してフレームを転送するラベルスイッチルータがある。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:ラベルスイッチングは高速 です。誤り(令和7年度第1回でも同じ文)。
B:LERとLSRの役割として正しい。
第5問
第5問(ア) トラヒック(ランダム呼)
呼がランダム呼である場合の呼の生起条件について述べた次の二つの記述は、(ア)。
A 十分短い時間をとれば、その間に二つ以上の呼が生起する確率は無視できるほど小さい。
B 呼が生起する確率は変動する。また、ある呼が生起する確率はその前に生起した呼の数に左右される。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:ランダム呼の条件として正しい。
B:ランダム呼では、呼の生起する確率は時間によらず一定 で、ある呼の生起はそれまでの呼と無関係(独立) です。誤り。
第5問(イ) トラヒック(総合呼損率)
公衆交換電話網(PSTN)において一つの呼の接続が完了するためには、一般に、複数の交換機で出線選択を繰り返す。生起呼がどこかの交換機で出線全話中に遭遇する確率、すなわち、総合呼損率は、各交換機における出線選択時の呼損率が十分小さければ、各交換機の呼損率の(イ)にほぼ等しい。
① 最小値② 積③ 平均値④ 和⑤ 最大値
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正解:④ 和
各段の呼損率をB1 、B2 …とすると、総合呼損率は 1-(1-B1 )(1-B2 )… です。Bが十分小さければ、展開したときのBどうしの積は無視でき、≒B1 +B2 +… つまり和 になります。
第5問(ウ) トラヒック(即時式負荷表)
ある会社のPBXにおいて、外線発信通話のため発信専用の出回線が4回線設定されており、このときの呼損率は0.03であった。1年後、外線発信時につながりにくいため調査したところ、外線発信呼数が1時間当たり72呼で1呼当たりの平均回線保留時間が2分30秒であった。呼損率を0.03以下にするために必要な出回線の最小増設数は、表を用いて求めると、(ウ)回線である。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① 1② 2③ 3④ 6⑤ 7
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正解:③ 3
呼量は 72呼×150秒÷3600秒=3.0アーラン 。
即時式完全線群負荷表の B=0.03 の列で、3.0アーラン以上を扱える出回線数を探すと、n=6 は2.54(不足)、n=7 は3.25(足りる)。
7回線必要なので、増設数は 7-4=3回線 です。
第5問(エ) 小型ONU(SFP+)
光アクセスネットワークに用いられるONUのうち、個別電源が不要で、対応するルータ、ホームゲートウェイなどの装置に着脱することができ、一般に、小型ONUといわれる機器は、着脱の仕様として(エ)インタフェースが採用され、最大10ギガビット/秒の伝送速度に適用できるとされている。
① GBIC② i-link③ Lightning④ SFP+⑤ USB3.0
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正解:④ SFP+
SFP+ です。令和7年度第1回とほぼ同じ問題文です。GBICはSFPより前の世代の大型のトランシーバ規格です。
第5問(オ) LAN(フラグメントフリー)
スイッチングハブ(L2スイッチ)のフレーム転送方式におけるフラグメントフリー方式では、有効フレームの先頭から(オ)そのフレームを転送する。
① 64バイトまで読み取る間に、異常がなければ、② FCSまで読み取り、異常がなければ、③ 宛先アドレスまで読み取り、フレームが入力ポートで完全に受信される前に、④ 宛先アドレスと送信元アドレスまで読み取り、フレームが入力ポートで完全に受信される前に、
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正解:① 64バイトまで読み取る間に、異常がなければ、
フラグメントフリーは先頭64バイト を確認してから転送します。令和8年度第1回と同じ問題で、選択肢の順番が違います。
第6問
第6問(ア) NAT・NAPT
NATやNAPTの特徴などについて述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(ア)である。
① NATやNAPTを用いると、組織内部で使用している発信元IPアドレスを外部に対して隠蔽することができ、セキュリティレベルを高めることができる。② NATやNAPTは、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し、また、逆の変換も行う。③ NATやNAPTは、プライベートIPアドレスの節約に有効であり、一般に、アプリケーションゲートウェイ型のファイアウォールの機能として搭載されている。④ NAPTは、複数のプライベートIPアドレスを一つのグローバルIPアドレスに割り当てることができる。
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正解:③ NATやNAPTは、プライベートIPアドレスの節約に有効であり、一般に、アプリケーションゲートウェイ型のファイアウォールの機能として搭載されている。
NAT・NAPTが節約するのはグローバルIPアドレス です(プライベートIPアドレスは組織内で自由に使えるもの)。また、NAT・NAPTはルータやパケットフィルタリング型のファイアウォールなどに広く搭載されている機能です。③が誤り。
NAPT(IPマスカレード)は、ポート番号も変換することで、1つのグローバルアドレスを複数の端末で共有します。
第6問(イ) ワンタイムパスワード(S/Key)
ワンタイムパスワード方式の一つである(イ)方式では、ワンタイムパスワードの生成に、サーバがユーザごとに生成する任意の短い文字列であるシード、ログインのたびに一つずつ減じられていく値であるシーケンス番号、ハッシュ関数などが用いられる。
① S/Key② CHAP③ セキュリティトークン④ カウンタ同期⑤ IMAP
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正解:① S/Key
シードとシーケンス番号とハッシュ関数を使うのはS/Key 方式です(チャレンジ・レスポンス型のワンタイムパスワード)。
CHAPはPPPの認証方式です(令和7年度第1回で出題)。
第6問(ウ) アクセス制御(強制アクセス制御)
情報セキュリティ対策として実施するコンピュータシステムのファイルなどへのアクセス制御において、あらかじめ設定されたアクセス制御のレベル分けのルールに従ってシステムが全てのファイルのアクセス権限を決定し、システム管理者の決めたセキュリティポリシーに沿ったアクセス制御が全利用者に適用される方式は、一般に、(ウ)といわれる。
① ロールベースアクセス制御② 強制アクセス制御③ 変更管理④ 物理的アクセス制御⑤ 任意アクセス制御
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正解:② 強制アクセス制御
管理者のポリシーに従ってシステムが一律に権限を決めるのが強制アクセス制御 (MAC)です。
任意アクセス制御(DAC):ファイルの所有者が自由に権限を設定 ロールベースアクセス制御(RBAC):役割(ロール)ごとに権限を設定
第6問(エ) ペネトレーションテスト
ネットワークに接続された情報システムがシステムの外部からの攻撃に対して安全であるかどうかを確認するため、実際に攻撃手法を用いて当該情報システムに侵入を試みることにより安全性の検証を行うテスト手法は、一般に、(エ)といわれる。
① ペネトレーションテスト② プルーフテスト③ データマイニング④ リグレッションテスト⑤ パターンマッチング
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正解:① ペネトレーションテスト
実際に攻撃して侵入を試みるのはペネトレーションテスト (侵入テスト)です。想定外のデータを入力して脆弱性を探すファジング(令和7年度第2回で出題)とあわせて覚えましょう。
第6問(オ) 情報セキュリティ管理策(JIS Q 27001)
JIS Q 27001:2023に規定されている、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の要求事項を満たすための情報セキュリティ管理策について述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(オ)である。
① 書類及び取外し可能な記憶媒体に対するクリアデスクの規則、並びに情報処理設備に対するクリアスクリーンの規則を定め、適切に実施させなければならない。② 記憶媒体は、組織における分類体系及び取扱いの要求事項に従って、その取得、使用、移送及び廃棄のデミングサイクルを通して管理しなければならない。③ 電源ケーブル、データ伝送ケーブル又は情報サービスを支援するケーブルの配線は、傍受、妨害又は損傷から保護しなければならない。④ 記憶媒体を内蔵した装置は、処分又は再利用する前に、全ての取扱いに慎重を要するデータ及びライセンス供与されたソフトウェアを消去していること、又はセキュリティを保てるよう上書きしていることを確実にするために、検証しなければならない。
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正解:② 記憶媒体は、組織における分類体系及び取扱いの要求事項に従って、その取得、使用、移送及び廃棄のデミングサイクルを通して管理しなければならない。
記憶媒体は、取得・使用・移送・廃棄のライフサイクル を通して管理します。「デミングサイクル」(PDCAサイクル)とした②が誤り。
第7問
第7問(ア) 保安器(PTCサーミスタ)
保安器に用いられているサージ防護デバイス(SPD)であるPTCサーミスタは、規定の信号電流値を超える強電流が通信線から保安器に流れた場合、(ア)により抵抗値が増加し、過電流を低減する機能を有している。
① なだれ増倍作用② 圧電効果③ 自己発熱④ 放電現象⑤ 電磁誘導
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正解:③ 自己発熱
自己発熱 です。令和5年度第1回と同じ問題で、選択肢の順番が違います。
第7問(イ) 配線用図記号(内線電話機)
JIS C 0303:2000構内電気設備の配線用図記号に規定されている、電話・情報設備のうちの内線電話機の図記号は、(イ)である。(選択肢は問題図を参照)
問題図(出典:日本データ通信協会)
① 図記号①② 図記号②③ 図記号③④ 図記号④⑤ 図記号⑤
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正解:④ 図記号④
内線電話機の図記号は、円の中に大文字のTを描いた④ です。
⑤の「PT」は公衆電話機を表します。電話機の図記号は、円の線の重なり(一重・二重)や中の文字の違いで種類を区別するので、図記号の一覧で並べて確認しておきましょう。
第7問(ウ) ボタン電話装置(ノイズ対策)
デジタルボタン電話装置の設置工事において、高周波ノイズの影響を低減するための対策として、デジタルボタン電話装置の主装置に接続される外線ケーブル、及び主装置と端末機器間の屋内ケーブルの両方に(ウ)を取り付ける方法がある。
① ツェナーダイオード② 整流ダイオード③ 接地線④ 高域通過フィルタ⑤ フェライトコア
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正解:⑤ フェライトコア
ケーブルにフェライトコア を取り付けると、高周波のノイズ電流に対してインピーダンスが大きくなり、ノイズを減らせます。
高域通過フィルタは逆に高い周波数を通してしまうので、ノイズ対策にはなりません。
第7問(エ) ボタン電話装置のスター配線
デジタルボタン電話装置のスター配線工事について述べた次の二つの記述は、(エ)。
A 簡易二重床配線工事において、ユニット型のボタン電話用ケーブルは多対になるほどケーブル外径が大きくなり配線の取り回しに支障が生ずるため、配線ケーブルルート上にブリッジタップを設けて心線の使用効率を向上させる方法がとられる。
B スター配線工事では、バス配線工事と同様、端末側に終端抵抗を設置しなければならない。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:④ AもBも正しくない
A:ブリッジタップは信号の反射の原因になるので、設けてはいけません。誤り。
B:終端抵抗が必要なのはISDNのバス配線などです。主装置から端末まで1対1でつなぐスター配線では、終端抵抗は不要です。誤り。
第7問(オ) PBXの機能確認試験(キャンプオン)
デジタル式PBXの機能確認試験のうち、(オ)試験では、被呼内線が話中のときに発呼内線が特殊番号などを用いて所定のダイヤル操作を行うことにより、被呼内線の通話が終了後、自動的に発呼内線と被呼内線が呼び出されて通話が可能となることを確認する。
① コールウエイティング② コールトランスファ③ 内線キャンプオン④ 内線アッドオン⑤ 内線リセットコール
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正解:③ 内線キャンプオン
話中の相手が空くのを待って自動的に呼び出すのは内線キャンプオン です。
コールウエイティングは、通話中に別の着信があったことを知らせて切り替えられる機能です。
第8問
第8問(ア) ISDN配線(受動バス)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるバス配線について述べた次の記述のうち、正しいもの は、(ア)である。
① 短距離受動バス配線構成において使用可能な配線ケーブルの心線径は、0.4ミリメートルに限定されている。② 延長受動バス配線において使用可能なケーブル種別は、フラットフロアケーブルに限定されている。③ 延長受動バス配線は、短距離受動バス配線と異なり、配線途中に増幅器を取り付けることが許容されている。④ 短距離受動バス配線構成における最大配線長は、漏話減衰量によって制限されている。⑤ 延長受動バス配線におけるTE相互間(NTに一番近いTEと一番遠いTEとの間)の最大配線長は、伝送遅延によって制限されている。
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正解:⑤ 延長受動バス配線におけるTE相互間(NTに一番近いTEと一番遠いTEとの間)の最大配線長は、伝送遅延によって制限されている。
延長受動バスでは、TEを遠端付近に集めて接続します。TE相互間の距離が長いと各TEからの信号の到着時刻のずれ(伝送遅延の差)が大きくなるため、TE相互間の最大配線長は伝送遅延 で制限されます。⑤が正しい。
①・②:心線径やケーブル種別は限定されていない ③:「受動」バスなので増幅器は取り付けられない ④:漏話減衰量で制限されているわけではない
第8問(イ) ISDN配線(終端抵抗・ファントム給電)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるポイント・ツー・マルチポイント構成などについて述べた次の二つの記述は、(イ)。
A バス配線上にモジュラジャックが複数ある場合、最終端のモジュラジャックを終端抵抗付きのものとする必要がある。
B ファントムモードの給電には、T線及びR線として使用している心線と同じ心線が用いられる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。令和5年度第1回では、Aを「全てのジャックを終端抵抗付きに」、Bを「別の空き心線を使う」と言い換えた誤りの文が出題されています。
第8問(ウ) ISDN配線(心線数)
図は、ISDN(基本インタフェース)回線における、保安器とDSU間、DSUとTA間及びTAとアナログ電話機間の配線構成を示したものである。(A)、(B)及び(C)に入る心線数の組合せを示す表において、心線数の組合せとして正しいものは、イ〜ヘのうち、(ウ)である。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① イ② ロ③ ハ④ ニ⑤ ホ⑥ ヘ
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正解:④ ニ
それぞれの区間の線式は次のとおりです。
(A) 保安器〜DSU:局からの加入者線(U点)なので2線式 (B) DSU〜TA:送信対と受信対を使うS/T点なので4線式 (C) TA〜アナログ電話機:普通の電話線なので2線式 2・4・2の組合せはニ です。
第8問(エ) 光ファイバの融着接続(JIS C 6841)
JIS C 6841:1999光ファイバ心線融着接続方法に規定されている光ファイバ心線の接続方法について述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(エ)である。
① 光ファイバのクラッド(プラスチッククラッド光ファイバの場合はコア)の表面に傷をつけないように、被覆材を完全に取り除き、次に光ファイバを光ファイバ軸に対し45度の角度で切断する。② 融着接続では、電極間放電又はその他の方法によって、光ファイバの端面を溶かして接続する。③ 融着接続部のスクリーニング試験では、光ファイバ心線に一定の荷重を、一定時間加えて引張試験を行う。荷重の値及び試験時間は、受渡当事者間の協定による。④ スクリーニング試験を経た光ファイバ接続部に、光学的な劣化、並びに、外傷や、大きな残留応力などの機械的な劣化が生じない方法で補強を施す。
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正解:① 光ファイバのクラッド(プラスチッククラッド光ファイバの場合はコア)の表面に傷をつけないように、被覆材を完全に取り除き、次に光ファイバを光ファイバ軸に対し45度の角度で切断する。
光ファイバは軸に対して直角(90度) に切断します。45度とした①が誤り。令和8年度第1回・令和7年度第2回でも同じ規格から出題されています。
第8問(オ) JIS X 5150(水平配線設備)
JIS X 5150-2:2021に規定されているオフィス施設の基本配線構成における水平配線設備について述べた次の二つの記述は、(オ)。
A チャネルの物理長さは、100メートルを超えてはならない。また、水平ケーブルの物理長さは、90メートルを超えてはならない。
B 分岐点は、フロア配線盤から少なくとも15メートル以上離れた位置に置かなければならない。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。「チャネル100m・水平ケーブル90m」と「分岐点はフロア配線盤から15m以上」は頻出の数値です。令和6年度第2回では、分岐点の距離を10mと言い換えた誤りの文が出題されています。
第9問
第9問(ア) 光導通試験(JIS C 6823)
JIS C 6823:2010光ファイバ損失試験方法では、光導通試験に用いられる装置は個別の伝送器及び受信器から構成され、伝送器は調整可能な安定化直流電源で駆動する光源とし、受信器は、光検出器、(ア)及び受信パワーレベルを表示する表示器から構成されると規定している。
① 等化器② 変調器③ 分波器④ 増幅器⑤ 減衰器
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正解:④ 増幅器
受信器は、光検出器・増幅器 ・表示器で構成されます。光検出器からの微弱な電気信号を増幅器で大きくしてから表示します。
第9問(イ) ビル内光配線(変換接続)
OITDA/TP 11/BW:2019ビルディング内光配線システムにおける、配線盤の変換接続について述べた次の二つの記述は、(イ)。
A 変換接続は、要素の異なるケーブルへの変換、テープ心線からファンアウト(FO)コードを使用した単心線への変換、スプリッタやWDMカプラを用いた複数の単心線への分波などの要素の異なるケーブルへの接続方法である。
B 変換接続の形態の場合は、1次側のFOコード、スプリッタ、WDMカプラなどとの接続は融着接続とし、2次側との接続はコネクタ接続となるのが一般的であるため、融着接続用品、コネクタ接続用品及び変換接続材料が必要となる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。令和8年度第1回では、Bの融着接続とコネクタ接続を入れ替えた誤りの文が出題されています。
第9問(ウ) IPv4(プライベートアドレス)
IPv4、クラスBのIPアドレス体系でのLANシステムの設計において、プライベートIPアドレスとして利用できる範囲は(ウ)である。
① 128.16.0.0〜128.31.255.255② 128.168.0.0〜128.168.255.255③ 172.16.0.0〜172.31.255.255④ 172.168.0.0〜172.168.255.255⑤ 233.255.255.0〜233.255.255.255
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正解:③ 172.16.0.0〜172.31.255.255
プライベートIPアドレスの範囲は次の3つです。
クラスA:10.0.0.0〜10.255.255.255 クラスB:172.16.0.0〜172.31.255.255 クラスC:192.168.0.0〜192.168.255.255 「172.16〜172.31」と「192.168」の数字を混ぜたひっかけに注意しましょう。
第9問(エ) 光ファイバ(空孔アシスト)
宅内光配線工事に使用される隙間配線インドア光ファイバケーブルや曲げフリー光ファイバコードには、伝搬光の閉じ込め効果が大きい構造により、曲げに対する光損失が小さいという特徴を有する(エ)光ファイバが、一般に、用いられる。
① コアレスターミネーション② フォトニック結晶③ ダブルクラッド④ 空孔アシスト⑤ フォトニックバンドギャップ
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正解:④ 空孔アシスト
空孔アシスト 光ファイバです。令和7年度第2回とまったく同じ問題文です。
第9問(オ) LANケーブル(STP)
LAN配線工事で使用する平衡対ケーブルのうち、ケーブル外被の内側をシールドしてケーブル心線を保護することにより、外部からの電磁波やノイズの影響を受けにくくしているケーブルは、一般に、(オ)ケーブルといわれる。
① 5C-FB② STP③ UTP④ CV⑤ IV
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正解:② STP
シールド付きのより対線はSTP (Shielded Twisted Pair)です。シールドのないものがUTPです。5C-FBは同軸ケーブル、CV・IVは電力用の電線です。
第10問
第10問(ア) 光ファイバ損失試験(OTDR法)
JIS C 6823:2010光ファイバ損失試験方法に規定する測定方法のうち、光ファイバの単一方向の測定であり、光ファイバの異なる箇所から光ファイバの先端まで後方散乱光パワーを測定する方法は(ア)である。
① 挿入損失法② カットバック法③ 損失波長モデル④ NFP法⑤ OTDR法
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正解:⑤ OTDR法
後方散乱光を測定するのはOTDR法 です。片端から測定でき、損失の分布や接続点の位置がわかります。
第10問(イ) 光コネクタ(SCコネクタ)
プッシュオン機能を持つSCコネクタを用いて光ファイバを接続する場合、接続後のコネクタの半差しによる抜け落ちやぐらつきを防止するため、(イ)ことを確認する。
① コネクタクリップで密着固定されている② 白線などの表示が隠れている③ バヨネットが締結されている④ ネジに緩みがない⑤ ガイドピンが奥まで挿入されている
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正解:② 白線などの表示が隠れている
SCコネクタのプラグには白線などの表示があり、奥まで正しく差し込むとアダプタに隠れて見えなくなります。白線が隠れている ことで、半差しでないことを確認します。
ネジで締めるのはFCコネクタ、バヨネットで固定するのはSTコネクタです。
第10問(ウ) 危険予知活動(KYT基礎4ラウンド法)
職場の安全活動の一つである危険予知活動におけるKYT基礎4ラウンド法は、第1ラウンドで現状把握、第2ラウンドで(ウ)、第3ラウンドで対策樹立、第4ラウンドで目標設定の手順で進められる。
① 本質追究② 効果検証③ 計画策定④ 仮説立案⑤ ギャップ分析
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正解:① 本質追究
KYT基礎4ラウンド法は「現状把握 → 本質追究 → 対策樹立 → 目標設定」です。令和8年度第1回では、3Rと4Rを入れ替えた誤りの文が出題されています。
第10問(エ) 施工計画書
工事実施に必要な施工計画書について述べた次の二つの記述は、(エ)。
A 施工計画書は、工事の発注者の現場代理人が作成し、工事の受注者の監督員などに提示するものである。
B 施工計画書は、工事目的物を完成するために必要な手順、工法などを記載したものであり、記載項目として、工事概要、計画工程表、施工方法、環境対策などがある。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:逆です。施工計画書は受注者 (現場代理人など)が作成し、発注者 の監督員に提出します。誤り。
B:施工計画書の内容として正しい。
第10問(オ) 工程管理(工期短縮)
図に示すアローダイアグラムにおいて、作業B、作業D、作業H、作業I及び作業Kをそれぞれ1日短縮できるとき、これらの作業のうち、短縮してもクリティカルパスの所要日数を2日短縮するのに関係しない作業は、作業(オ)である。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① B② D③ H④ I⑤ K
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正解:③ H
まず各結合点の最早時刻を求めると、①0、②5、③5、④5、⑤12、⑥11、⑦14、⑧18、⑨26日。所要日数26日の経路(クリティカルパス)は次の3本です。
B→E→J→K(5+9+4+8=26) A→D→G→K(5+7+6+8=26) B→(ダミー)→F→I(5+6+15=26) 全体を24日にするには、3本すべてを2日ずつ縮める必要があります。B・K・D・I を1日ずつ縮めると、1本目はB・Kで-2、2本目はD・Kで-2、3本目はB・Iで-2となり、24日になります。
作業Hを含む経路(B→F→H→J→K=25日)はもともとクリティカルパスではないので、H は短縮に関係しません。
解答一覧
出典:一般財団法人日本データ通信協会 工事担任者試験問題(令和6年度第1回)。解説は当サイトが独自に作成したものです。誤りにお気づきの場合はご意見フォーム からお知らせください。