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技術 令和6年度第2回 工事担任者 総合通信「技術」過去問と解説
工事担任者試験(総合通信)令和6年度第2回の「端末設備の接続のための技術及び理論」全50問を、問題文・選択肢・正解と、根拠や計算過程まで書いた解説つきでまとめました。各問の「正解と解説を見る」を開くと答えを確認できます。
第1問
第1問(ア) デジタルコードレス電話
DECT方式を参考にしたARIB STD-T101に準拠するデジタルコードレス電話の標準システムについて述べた次の二つの記述は、(ア)。
A 親機と子機との間の無線通信に用いられる周波数帯は、2.4ギガヘルツ帯ISMバンドといわれ、電子レンジや無線LANの機器との電波干渉によるノイズが発生しやすい。
B 子機から親機へ送信を行う場合、無線伝送区間の通信方式としてFDMA/FDDが用いられている。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:④ AもBも正しくない
A:DECT準拠方式は1.9GHz帯 を使うので、2.4GHz帯の電子レンジや無線LANとの干渉を受けにくいのが特徴です。誤り。
B:無線区間の方式はTDMA/TDD です。誤り。
どちらも令和5年度第1回・令和7年度第2回でも問われた頻出のポイントです。
第1問(イ) デジタル式PBX(内線回路)
図はデジタル式PBXの内線回路のブロック図を示したものである。図中のVは(イ)を表す。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① 過電圧保護回路② リンガ発生器③ 符号/復号器④ 通話電流供給回路⑤ 2線-4線変換回路
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正解:① 過電圧保護回路
電話機(線路)に最も近い入口にあり、斜線で示されたVは、雷サージなどから回路を守る過電圧保護回路 です。
内線回路の機能はBORSCHT(給電・過電圧保護・呼出信号送出・監視・符号化・2線4線変換・試験)です。令和8年度第1回では同じ図の「Z(復号器)」が問われました。
第1問(ウ) デジタル式PBX(サービス機能)
デジタル式PBXのサービス機能について述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A 通話中の内線電話機でフッキング操作の後に特定番号のダイヤルなどの所定の操作をして通話中の呼を保留し、他の内線電話機から特定番号のダイヤルなど所定の操作をすることにより、保留した呼に応答できる機能は、一般に、コールパークといわれる。
B ダイヤルした内線番号が話中のとき、その内線番号の末尾1桁の数字とは異なる数字一つを続けてダイヤルすると、先にダイヤルした内線番号の末尾1桁を後にダイヤルした数字に変えた内線番号に接続する機能は、一般に、シリーズコールといわれる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:保留した呼を別の電話機から取り出せるコールパーク の説明として正しい。
B:説明されているのは「末尾の番号だけを変えてかけ直す」機能で、シリーズコールとは別の機能です。誤り。
第1問(エ) ISDN(デジタル電話機)
デジタル電話機がISDN基本ユーザ・網インタフェースを経由して網に接続され、通話状態が確立しているとき、デジタル電話機の送話器から入力されたアナログ音声信号は、(エ)のコーデック回路でデジタル信号に変換される。
① デジタル回線終端装置② ONU③ 電話機本体④ OCU⑤ TA
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正解:③ 電話機本体
ISDN対応のデジタル電話機(TE1)は、電話機本体 にコーデック(符号化・復号化)回路を持ち、自分でアナログ音声をデジタルにして送ります。
アナログ電話機をISDNにつなぐ場合は、TA(端末アダプタ)がこの変換を行います。
第1問(オ) EMC用語(エミッション)
通信機器は自ら発生する電磁ノイズにより、周辺にある他の装置に影響を与えることがあり、JIS C 60050-161:1997 EMCに関するIEV用語では、ある発生源から電磁エネルギーが放出する現象を、(オ)と規定している。
① 電磁両立性② イミュニティ③ 電磁環境④ 電磁エミッション⑤ 電磁障害
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正解:④ 電磁エミッション
電磁エネルギーが放出される現象は電磁エミッション です。逆に、妨害を受けても性能が落ちない能力がイミュニティです(令和7年度第1回で出題)。
電磁両立性(EMC)は、エミッションを抑えつつイミュニティを確保して、機器同士が共存できることを表します。
第2問
第2問(ア) 光アクセス(XGS-PON)
光アクセスシステムを構成するPONのうち、G-PONを高速化したシステムとしてITU-T G.9807.1で標準化され、GTCフレームをアップデートした伝送フレームを使用して上り方向及び下り方向の最大伝送速度が10ギガビット/秒とされるシステムは、(ア)といわれる。
① GE-PON② XG-PON③ XGS-PON④ 10G-EPON⑤ NG-PON2
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正解:③ XGS-PON
上下とも10Gbit/sの対称型でG.9807.1のものはXGS-PON です。令和5年度第1回とまったく同じ問題文です。XG-PONは下り10G・上り2.5Gの非対称型です。
第2問(イ) SIP(リダイレクトサーバ)
SIPサーバの構成要素のうち、ユーザエージェントクライアント(UAC)からのメッセージを再転送する必要がある場合に、その転送先を通知する機能を持つものは(イ)サーバといわれる。
① プロキシ② リダイレクト③ ロケーション④ DHCP⑤ ファイル
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正解:② リダイレクト
転送先を「教えるだけ」で、自分では転送しないのがリダイレクトサーバ です。代わりに転送するのはプロキシサーバ、位置情報を管理するのはロケーションサーバです。
第2問(ウ) LPWA(LoRaWAN)
LPWAといわれる無線通信技術の規格の一つであり、無線局免許が不要な920メガヘルツ帯のISMバンドを使用し、通信の安定度によってデータ伝送速度を300ビット/秒〜数十キロビット/秒程度の範囲で設定可能、データ伝送の速度と伝送量が上り下り同等といった特徴を有する規格は(ウ)といわれ、IoTデバイスの監視及び制御に適するとされている。
① LTE-M② WiMAX2③ NB-IoT④ LoRaWAN⑤ Wi-Fi 7
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正解:④ LoRaWAN
920MHz帯の免許不要帯を使い、上り下りが同等で速度を可変にできるのはLoRaWAN です。
同じ920MHz帯でも、Sigfoxは上り中心で1日の送信回数に制限がある規格です(令和8年度第1回で出題)。LTE-M・NB-IoTは携帯電話の免許帯域を使います。
第2問(エ) 無線LAN(隠れ端末問題)
IEEE802.11標準の無線LANの環境において、同一アクセスポイント(AP)配下に無線端末のSTA1とSTA2があり、障害物によってSTA1とSTA2との間でキャリアセンスが有効に機能しない状態は隠れ端末問題といわれ、フレームの衝突頻度が増しスループットが低下するおそれがある。この解決策として、APは、送信をしようとしているSTA1からの(エ)信号を受けるとCTS信号をSTA1に送信するが、このCTS信号は、STA2も受信できるので、STA2はNAV期間だけ送信を待つことにより衝突を防止する対策が採られている。
① ACK② CFP③ NAK④ REQ⑤ RTS
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正解:⑤ RTS
送信したい端末がRTS (送信要求)を送り、APがCTS(送信許可)を返します。CTSを聞いた他の端末は、NAV期間だけ送信を控えます。令和5年度第1回では、RTSとCTSの順序を逆にした誤りの文が出題されています。
第2問(オ) PoE(Type2・Class4)
IEEE802.3atとして標準化されたPoEのType2、Class4は、直流電圧50〜57ボルトの範囲で、PSEの1ポート当たり最大(オ)を、PSEからPDに供給することができる規格である。
① 15.4ワットの電力② 68.4ワットの電力③ 350ミリアンペアの電流④ 450ミリアンペアの電流⑤ 600ミリアンペアの電流
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正解:⑤ 600ミリアンペアの電流
Type2(PoE+)は、50〜57Vで1ポートあたり最大600mA (最大30W)を供給できます。
Type1は44〜57Vで最大350mA(最大15.4W)です(令和7年度第1回で出題)。
第3問
第3問(ア) ISDN(ループバック2)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、TTC標準JT-I430で必須項目として規定されている保守のための試験ループバックは、(ア)で2B+Dチャネルを折り返しており、ループバック2といわれる。
① NT1② NT2③ TE1④ TE2⑤ TA
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正解:① NT1
局から送った試験信号をNT1(DSU) で2B+Dチャネルごと折り返すのがループバック2です。これで局からDSUまでの区間が正常かを確認できます。
第3問(イ) ISDN一次群(フレーム構成)
1.5メガビット/秒方式のISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースにおけるフレーム構成について述べた次の二つの記述は、(イ)。
A マルチフレーム同期信号パターンとして、4フレームごとのDチャネルビットで形成される特定の2進パターンが定義されている。
B 1マルチフレームは、193ビットのフレームを24個集めた24フレームで構成される。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:マルチフレーム同期信号は、4フレームごとのFビット で形成されます。誤り。
B:正しい。令和8年度第1回とA・Bを入れ替えた問題です。
第3問(ウ) ISDN(Dチャネル競合制御)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ1では、複数の端末が一つのDチャネルを共用するため、アクセスの競合が発生することがある。Dチャネルへの正常なアクセスを確保するための制御手順として、一般に、(ウ)といわれる方式が用いられている。
① CSMA/CD② フレーム同期③ 優先制御④ X.25⑤ エコーチェック
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正解:⑤ エコーチェック
送信したDビットと折り返されるEビットを比べるエコーチェック 方式です。何度も出題されている頻出問題です。
第3問(エ) ISDN(UIフレーム)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2において、ポイント・ツー・マルチポイントデータリンクでは、上位レイヤからの情報は非確認形情報転送モードにより(エ)を用いて転送される。
① Qチャネル② UIフレーム③ Sビット④ CEI⑤ 監視フレーム
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正解:② UIフレーム
非確認形情報転送モードでは、送達確認をしないUIフレーム (番号なし情報フレーム)で情報を送ります。
第3問(オ) ISDN(切断シーケンス)
図は、ISDN基本ユーザ・網インタフェースの回線交換呼におけるデータ転送からREL COMPまでの一般的な呼制御シーケンスを示したものである。図中のX及びYで使用されるチャネルの組合せとして正しいものは、表に示すイ〜ヘのうち、(オ)である。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① イ② ロ③ ハ④ ニ⑤ ホ⑥ ヘ
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正解:③ ハ
データ転送(X)は64kbit/sのBチャネル 、DISC・REL・REL COMPなどの呼制御メッセージ(Y)は16kbit/sのDチャネル で送ります。この組合せはハ です。令和5年度第1回は呼の設定側、今回は切断側のシーケンスです。
第4問
第4問(ア) 光アクセスの設備構成
光アクセスネットワークの設備構成について述べた次の二つの記述は、(ア)。
A 電気通信事業者のビルから配線された光ファイバの1心を、分岐点において光受動素子を用いて分岐し、個々のユーザの引込み区間にドロップ光ファイバケーブルを使用して配線する構成を採る方式は、ADS方式といわれる。
B 電気通信事業者のビルから集合住宅のMDF室などに設置された回線終端装置までの区間には光ファイバケーブルを使用し、MDF室などに設置されたVDSL集合装置から各戸までの区間には既設の電話用の配線を利用する形態のものがある。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:光受動素子(光スプリッタ)で分岐するのはPDS(PON) 方式です。ADS方式は電気的な多重化装置(能動素子)で分岐します。誤り。
B:光配線方式(VDSL方式)の説明として正しい。
第4問(イ) IPv6(ICMPv6 時間超過)
IPv6ネットワークでは、パケットを転送処理しているルータにおいてIPv6ヘッダのホップリミットの値を1減らした結果、ホップリミットの値が0になった場合には、そのパケットは当該ルータにおいて破棄される。このとき、そのルータから送信元に送られるICMPv6メッセージは(イ)メッセージといわれる。
① パラメータ問題② 時間超過③ パケット過大④ リナンバ指示⑤ 終点到達不能
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正解:② 時間超過
ホップリミット(IPv4のTTLにあたる)が0になって破棄されたときは、時間超過 (Time Exceeded)メッセージが返されます。tracerouteはこの仕組みを使って経路を調べます。
第4問(ウ) IP電話(パケットロス補償)
IP電話において、IP網の経路上で発生するパケット損失による音声品質の劣化を低減させるため、受信側のVoIPゲートウェイなどにおいて、パケット損失が発生した箇所の前後の音声データから損失箇所を補間する技術は、一般に、(ウ)といわれる。
① エコーキャンセラ② AGC③ ARQ④ キューイング⑤ PLC
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正解:⑤ PLC
失われたパケットの部分を前後の音声から推定して補うのはPLC (Packet Loss Concealment)です。
同じ略語でも、電力線通信(Power Line Communication)のPLCとは別のものなので注意しましょう。
第4問(エ) クラウド(IaaS)
クラウドコンピューティングのサービスモデルのうち、クラウド事業者がサーバなどのハードウェア基盤のみをユーザに提供するサービスは、一般に、(エ)といわれ、ユーザはOS、ミドルウェア、アプリケーションなどをインストールして利用する。
① オンプレミス② ハウジング③ PaaS④ SaaS⑤ IaaS
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正解:⑤ IaaS
ハードウェア基盤だけを提供するのはIaaS です。
PaaS:OS・ミドルウェアなどの実行環境まで提供 SaaS:アプリケーションまで提供
第4問(オ) 広域イーサネット・MPLS
広域イーサネットなどについて述べた次の二つの記述は、(オ)。
A IP-VPNがレイヤ3の機能をデータ転送の仕組みとして使用するのに対して、広域イーサネットはレイヤ2の機能をデータ転送の仕組みとして使用する。
B MPLS網を構成する機器の一つであるラベルスイッチルータ(LSR)は、MPLSラベルを参照してMPLSフレームを中継する。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。広域イーサネットはレイヤ2で拠点間をつなぐため、利用者はレイヤ3のプロトコルを自由に選べます。
第5問
第5問(ア) トラヒック(アーランB式)
アーランB式は、呼損率を確率的に導く式であり、(ア)の即時式完全線群のモデルにランダム呼が加わり、呼の回線保留時間分布が指数分布に従い、かつ、損失呼は消滅するという前提に基づいている。
① 入線数と出線数が同数② 入線数無限、出線数無限③ 入線数有限、出線数有限④ 入線数有限、出線数無限⑤ 入線数無限、出線数有限
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正解:⑤ 入線数無限、出線数有限
アーランB式の前提は「入線数無限・出線数有限 」の即時式完全線群です。令和5年度第1回では、この前提を入れ替えた誤りの文が出題されています。
第5問(イ) トラヒック(リトルの公式)
待時式トラヒックモデルにおいて、出線全塞がりのとき生起した呼は接続されるまで待つとともに待ち呼数に制限がない場合、呼の生起率λ、呼の平均待ち時間W及び平均待ち呼数Lは、L=(イ)の関係で表され、これは、一般に、リトルの公式といわれる。
① λ/W② W/λ③ 1/(λW)④ λW⑤ √(λW)
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正解:④ λW
リトルの公式は L=λW です。令和8年度第1回でも、選択肢の順番を変えて出題されています。
第5問(ウ) トラヒック(呼損率・呼量の計算)
即時式完全線群のトラヒックについて述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A ある回線群に加わった呼量が32.0アーラン、運ばれた呼量が19.2アーランであるとき、この回線群における呼損率は、0.6である。
B ある回線群についてトラヒックを30分間調査し、保留時間別に呼数を集計したところ、表に示す結果が得られた。調査時間中におけるこの回線群の呼量は、1.5アーランである。
保留時間 100秒:4呼、150秒:6呼、200秒:7呼
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:呼損率=(加わった呼量-運ばれた呼量)÷加わった呼量=(32.0-19.2)÷32.0=12.8÷32.0=0.4 。0.6(運ばれた割合)としたので誤り。
B:総保留時間は 100×4+150×6+200×7=400+900+1400=2700秒。呼量=総保留時間÷調査時間=2700÷1800=1.5アーラン 。正しい。
第5問(エ) MACアドレス(OUI)
ネットワークインタフェースカード(NIC)に固有に割り当てられたMACアドレスの先頭の(エ)はベンダ識別子(OUI)などといわれ、IEEEが管理・割当てを行っている。
① 10ビット② 18ビット③ 3バイト④ 4バイト⑤ 6バイト
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正解:③ 3バイト
MACアドレスは6バイト(48ビット)で、先頭の3バイト がメーカーを表すOUI、残りの3バイトがメーカーが割り当てる製品ごとの番号です。
第5問(オ) LAN機器
LANを構成する機器について述べた次の記述のうち、正しいもの は、(オ)である。
① L2スイッチは、OSI参照モデルにおけるネットワーク層が提供する機能を利用して、異なるネットワークアドレスを持つLAN相互の接続ができる。② L3スイッチでは、RIP、OSPFなどのルーティングプロトコルを用いることができる。③ L3スイッチには、一般に、受信したフレームをIPアドレスに基づいて中継するレイヤ2処理部と、受信したパケットをMACアドレスに基づいて中継するレイヤ3処理部がある。④ リピータハブは、スター型のLANで使用され、OSI参照モデルにおけるデータリンク層が提供する機能を利用して、信号の増幅、整形及び中継を行う。⑤ ブリッジは、イーサネットを構成する機器として用いることができ、IPアドレスに基づいて信号の中継を行う。
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正解:② L3スイッチでは、RIP、OSPFなどのルーティングプロトコルを用いることができる。
L3スイッチはルーティングプロトコルを使えます。②が正しい。L2スイッチはデータリンク層、リピータハブは物理層、ブリッジはMACアドレスで中継、L3スイッチの処理部はIPとMACの役割が逆、が誤りの理由です。令和5年度第1回とほぼ同じ選択肢です。
第6問
第6問(ア) セキュリティ(スマーフ攻撃)
発信元のIPアドレスを攻撃対象のホストのIPアドレスに偽装したICMPエコー要求パケットを、攻撃対象のホストが所属するネットワークのブロードキャストアドレス宛に送信し、大量のICMPエコー応答パケットを発生させることにより、攻撃対象のホストを過負荷状態にする攻撃は、一般に、(ア)攻撃といわれる。
① ゼロデイ② スマーフ③ ブルートフォース④ リプレイ⑤ Ping of Death
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正解:② スマーフ
スマーフ攻撃 です(令和8年度第1回では、同じ攻撃のICMPの部分が空欄でした)。
Ping of Deathは、規定より大きなサイズのpingパケットを送ってシステムを停止させる攻撃です。
第6問(イ) デジタル署名
デジタル署名は、相手認証、データの完全性の保証などに利用されており、送信者の秘密鍵を用いて署名を行い、(イ)を用いて署名の検証を行う。
① 受信者の共通鍵② 受信者の公開鍵③ 受信者の秘密鍵④ 送信者の共通鍵⑤ 送信者の公開鍵
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正解:⑤ 送信者の公開鍵
送信者の秘密鍵で署名し、受信者は送信者の公開鍵 で検証します。検証できれば、その秘密鍵を持つ本人が作り、改ざんされていないことがわかります。
暗号化の場合は逆で、受信者の公開鍵で暗号化し、受信者の秘密鍵で復号します(令和5年度第1回で出題)。
第6問(ウ) ウイルス検出方式
コンピュータウイルス対策ソフトウェアにおけるコンピュータウイルスを検出する方式について述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A パターンマッチング方式では、既知のコンピュータウイルスのパターンが登録されているアクセス制御リストと検査の対象となるメモリやファイルなどを比較してウイルスを検出している。
B ヒューリスティックスキャン方式では、実行ファイルが、ウイルスに特徴的な振る舞いをするかどうかを確認することによってウイルスを検出している。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:既知のウイルスのパターンが登録されているのはパターンファイル(ウイルス定義ファイル) です。アクセス制御リストは通信の許可・拒否を決めるものなので誤り。
B:ヒューリスティック方式の説明として正しい。
第6問(エ) IPsec
IPsecについて述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(エ)である。
① IPsecは、SSL/TLSと同じく、トランスポート層のプロトコルであり、拠点間接続VPNやリモートアクセスVPNに利用される。② IPsecの動作モードには、トンネルモードとトランスポートモードがある。③ IPsecのESPプロトコルは、ネットワーク上を流れるデータを暗号化することにより、ネットワーク上における盗聴からデータを保護することができる。④ IPsecは、データを送信する際にデータにメッセージ認証コードを付加して送信することにより、受信側では通信経路途中でのデータの改ざんの有無を確認することができる。
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正解:① IPsecは、SSL/TLSと同じく、トランスポート層のプロトコルであり、拠点間接続VPNやリモートアクセスVPNに利用される。
IPsecはネットワーク層 のプロトコルです。SSL/TLSはトランスポート層の上で動作します。①が誤り。
IPsecには暗号化と認証を行うESPと、認証だけを行うAHがあります。
第6問(オ) リスク分析手法
情報セキュリティに関するリスク分析手法について述べた次の二つの記述は、(オ)。
A 既存のガイドラインを参照するなどして、あらかじめ組織として確保すべきセキュリティレベルを設定し、それを実現するための管理策の組合せを決定してから、組織全体でセキュリティ対策に抜けや漏れがないように補強していく手法は、一般に、ベースラインアプローチといわれる。
B 分析対象に精通した個人の経験や知見に基づく判断によってリスクを分析する手法は、一般に、非形式的アプローチといわれる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。リスク分析手法には、ベースラインアプローチ、非形式的アプローチ、詳細リスク分析、組合せアプローチ(これらを組み合わせる)の4つがあります。
第7問
第7問(ア) メタリック平衡対ケーブル
アクセス系線路設備に用いられるメタリック平衡対ケーブルの構造などについて述べた次の二つの記述は、(ア)。
A 心線の撚り合わせ方法の一つである星形カッド撚りは、対撚りと比較して同一心線数のケーブルの外径を小さくすることができ、星形カッドを集合してユニットを構成したケーブルがアクセス系線路設備として用いられている。
B 架空用メタリック平衡対ケーブルの心線接続は同一心線径のケーブルどうしに限定されており、心線径の異なるケーブルどうしを心線接続しない。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:① Aのみ正しい
A:4本の心線をまとめて撚る星形カッド撚りは、外径を小さくできます。正しい。
B:心線径の異なるケーブルどうしも接続できます。誤り。
第7問(イ) アナログテスタ(可動コイル形)
永久磁石で発生する磁界を利用する(イ)形のアナログ式テスタは、電流目盛の目盛間隔が一定(平等目盛)であるため指示値が読み取りやすく、直流電源を用いた弱電回路の電流測定に適している。
① 可動鉄片② 整流器③ 静電④ 可動コイル⑤ 電流力計
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正解:④ 可動コイル
永久磁石の磁界の中でコイルが回る可動コイル形 は、振れが電流に比例するので目盛が等間隔(平等目盛)です。直流専用で、交流を測るときは整流器を組み合わせます。
第7問(ウ) 配線用図記号(集合保安器)
図は、JIS C 0303:2000構内電気設備の配線用図記号における電話・情報設備の図記号を示す。この図記号は、(ウ)を表している。(図記号:四角の中に保安器の記号を並べたもの、傍記 3/5)
問題図(出典:日本データ通信協会)
① 容量が5端子であり、3段接続まで可能な端子盤② 容量が3端子であり、5段接続まで可能な端子盤③ 容量が5端子であり、そのうち実装が3端子の端子盤④ 保安器の容量が5個であり、そのうち実装が3個の集合保安器⑤ 保安器の実装が5個であり、そのうち現用が3個の集合保安器
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正解:④ 保安器の容量が5個であり、そのうち実装が3個の集合保安器
四角の中に保安器の記号を並べたものは集合保安器 です。傍記の「3/5」は「実装数/容量」を表すので、容量5個のうち実装3個です。
令和8年度第1回の端子盤(20P/30P=実装20対・容量30対)と同じ読み方です。
第7問(エ) PBXの設置工事・災害時優先電話
デジタル式PBXの設置工事などについて述べた次の二つの記述は、(エ)。
A デジタル式PBXの設置工事において、主装置の筐体に取り付ける接地線は、一般に、CV線を用いる。
B 災害時優先電話は、災害時における使用の確実性を考慮し、停電時でも利用可能な固定電話機から利用できるようにするため、当該電話の回線設定においては代表回線群やPBX内線に組み込まないようにする。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:接地線には一般にIV線 を使います。誤り(令和8年度第1回でも同じ内容)。
B:災害時優先電話は、PBXが停電で止まっても使えるよう、単独の回線として設定します。正しい。
第7問(オ) PBXの機能確認試験(IVR)
デジタル式PBXの機能確認試験のうち、(オ)試験では、着信に対して自動音声で応答すること、及び自動音声のガイダンスに従い接続先や情報案内を選択してプッシュボタンを操作することにより所定の動作が正常に行われることを確認する。
① DID② DIL③ ACD④ CTI⑤ IVR
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正解:⑤ IVR
自動音声で応答し、プッシュボタン操作で案内を進めるのはIVR (自動音声応答)です。
DID:ダイヤルイン DIL:特定の内線に直接着信させる機能 ACD:着信をオペレータに均等に配分する機能
第8問
第8問(ア) ISDN配線(終端抵抗)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースのバス配線における終端抵抗Rの接続方法として正しいものは、図1〜図5のうち、(ア)である。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① 図1② 図2③ 図3④ 図4⑤ 図5
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正解:④ 図4
終端抵抗(100Ω)は、バス配線の末端で、送信対(TA-TB)と受信対(RA-RB)のそれぞれの対の2線間 に1個ずつ入れます。これが図4です。
線と線をまたがる位置や、片方の対だけに付けた図は誤りです。
第8問(イ) ISDN配線(ポイント・ツー・ポイントの線路長)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、ポイント・ツー・ポイント構成でのNTとTEとの間の最大線路長は、TTC標準では(イ)メートル程度とされている。
① 50② 100③ 200④ 500⑤ 1,000
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正解:⑤ 1,000
端末が1台だけのポイント・ツー・ポイント構成では、最大線路長は1,000m 程度です。
短距離受動バスは100〜200m程度、延長受動バスは500m程度です。
第8問(ウ) ISDN配線(受動バス)
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける、バス配線について述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A 延長受動バス配線構成では、バス配線上のモジュラジャックとTEとの間に、10メートル以下の長さの接続コードの使用が可能である。
B 短距離受動バス配線構成では、バス配線上の任意の箇所にTEを接続できる。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。受動バス配線でのTEの接続コードは10m以下です。短距離受動バスはバス上のどこにでもTEをつなげますが、延長受動バスではTEを遠端付近に集めて接続します。
第8問(エ) 光ファイバの損失測定
工事試験などで実施する光ファイバの損失に関する特性試験について述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(エ)である。
① OTDR法では、被測定光ファイバ内のコアの屈折率の微少な揺らぎが原因で生ずるブリルアン散乱光のうち、光ファイバの入射端に戻ってくる後方散乱光を検出して測定する。② OTDR法は、光ファイバ伝送路の損失分布及び接続損失を測定できる。③ 挿入損失法は、光ファイバケーブル布設後、光コネクタが取り付けられた状態で伝送損失を簡易的に測定したい場合に有効な測定法であり、一般に、光コネクタを取り付けたままで測定するため、光コネクタの結合損失も含んだ値となる。④ 挿入損失法は、カットバック法と比較して測定精度は劣るが、被測定光ファイバ及び両端に固定される端子に対して非破壊で測定できる利点がある。
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正解:① OTDR法では、被測定光ファイバ内のコアの屈折率の微少な揺らぎが原因で生ずるブリルアン散乱光のうち、光ファイバの入射端に戻ってくる後方散乱光を検出して測定する。
OTDR法で検出するのは、屈折率の揺らぎで生じるレイリー散乱光 の後方散乱光です。ブリルアン散乱とした①が誤り。令和5年度第1回でも同じ選択肢が出題されています。
第8問(オ) JIS X 5150(水平配線)
JIS X 5150-2:2021のオフィス施設の平衡配線設備における水平配線設備の規格について述べた次の二つの記述は、(オ)。
A 複数利用者通信アウトレット組立品を用いる場合には、ワークエリアコードの長さは、15メートルを超えてはならない。
B 分岐点は、フロア配線盤から少なくとも10メートル以上離れた位置に置かなければならない。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:④ AもBも正しくない
A:複数利用者通信アウトレット組立品を使う場合のワークエリアコードは20m を超えてはなりません。誤り。
B:分岐点はフロア配線盤から少なくとも15m 以上離します。誤り。
第9問
第9問(ア) ビル内光配線(けん引速度)
OITDA/TP 11/BW:2019ビルディング内光配線システムでは、幹線系光ファイバケーブル施工時のけん引速度は、布設の安全性を考慮し、1分当たり(ア)メートル以下を目安としている。
① 20② 25③ 30④ 35⑤ 40
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正解:① 20
幹線系光ファイバケーブルのけん引速度は、毎分20m 以下が目安です。
第9問(イ) IPv4(サブネット)
IPv4、クラスレスでのLANシステムの設計において、サブネットマスクの値として255.255.252.0を指定すると、1サブネットワーク当たり最大(イ)個のホストアドレスが付与できる。
① 126② 254③ 510④ 1,022⑤ 2,046
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正解:④ 1,022
255.255.252.0 を2進数にすると、先頭から1が22個並びます(/22)。ホスト部は 32-22=10ビットです。
210 =1024 から、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの2つを除いて 1,022個 です。
第9問(ウ) JIS X 5150(インタコネクト-TOモデル)
JIS X 5150-2:2021では、図に示す水平配線設備モデルにおいて、インタコネクト-TOモデル、クラスEのチャネルの場合、機器コード及びワークエリアコードの長さの総和が14メートルのとき、水平ケーブルの最大長さは(ウ)メートルとなる。ただし、運用温度は20℃、コードの挿入損失[dB/m]は水平ケーブルの挿入損失[dB/m]に対して50パーセント増とする。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① 81.0② 82.0③ 83.0④ 84.0⑤ 85.0
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正解:③ 83.0
インタコネクト-TOモデル・クラスEの式は H=104-F×X です。
H=104-14×1.5=104-21=83.0m 。
クロスコネクト-TOモデルでは定数が103になります(令和5年度第1回・令和7年度第1回で出題)。
第9問(エ) オートネゴシエーション(FLPバースト)
ツイストペアケーブルを使用したイーサネットによるLANにおいて、対向する二つの機器のオートネゴシエーション機能が共に有効化されている場合、双方の機器が(エ)信号を送受信することで互いのサポートする通信速度と通信モードを検出し、決められた優先順位に基づき適切な通信速度と通信モードを自動的に決定する。
① SETUP② 擬似ランダム③ ACK④ ベースバンド⑤ FLPバースト
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正解:⑤ FLPバースト
オートネゴシエーションでは、FLP(Fast Link Pulse)バースト 信号で、自分の対応する速度や全二重・半二重を相手に知らせます。
片方だけを固定設定にすると、全二重と半二重が食い違う「デュプレックスミスマッチ」が起きることがあります。
第9問(オ) UTP配線(エイリアンクロストーク)
UTPケーブルの配線は、一般に、ケーブルルートの変更などに伴うケーブル終端部の多少の延長や移動を想定して施工されるが、機器やパッチパネルが高密度で収納されるラック内での余長処理において、小さな径のループや過剰なループ回数による施工を行うと、ケーブル間の同色対どうしで(オ)が発生し、漏話特性劣化の原因となることがある。
① クロスペア② クロスワイヤ③ エイリアンクロストーク④ ショートリンク⑤ ハムノイズ
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正解:③ エイリアンクロストーク
隣り合う別のケーブル の対どうしで生じる漏話をエイリアンクロストーク といいます。同じ撚りピッチの同色対が平行に並ぶと起きやすく、余長を小さく何重にも巻くと悪化します。
第10問
第10問(ア) 情報システムの接地(JEITA)
JEITA ITR-1005B 情報システム用接地に関するガイドラインにおける情報システム用関連設備の接地などについて述べた次の二つの記述は、(ア)。
A ラック筐体を架固定する際、床、架台等の金属との接触によるノイズの回り込みを防止するため、絶縁ブッシング等の絶縁部材により絶縁を行う。
B 複数のラックを接地する場合は、各ラックから接地端子への配線(スター配線)が望ましい。ラック同士を連結した送り配線は、管理が複雑になることに留意する。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:③ AもBも正しい
A・Bとも正しい。令和8年度第1回では、Bの内容を「送り配線とする。スター配線は原則行わない」と逆にした誤りの文が出題されています。
第10問(イ) OTDR波形の読み方
図は、JIS C 6823:2010光ファイバ損失試験方法におけるOTDR法による不連続点での測定波形の例を示したものである。この測定波形のⒷからⒺまでの区間は、(イ)のOTDRでの測定波形を表示している。ただし、OTDR法による測定で必要なスプライス又はコネクタは、低挿入損失かつ低反射であり、OTDR接続コネクタでの初期反射を防ぐための反射制御器としてダミー光ファイバを使用している。また、測定に用いる光ファイバには、マイクロベンディングロスがないものとする。
問題図(出典:日本データ通信協会)
① ダミー光ファイバの入力端から被測定光ファイバの入力端まで② ダミー光ファイバの出力端から被測定光ファイバの終端まで③ ダミー光ファイバの出力端から被測定光ファイバの融着接続点まで④ 被測定光ファイバの入力端から被測定光ファイバの終端まで⑤ 被測定光ファイバの入力端から被測定光ファイバの融着接続点まで
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正解:② ダミー光ファイバの出力端から被測定光ファイバの終端まで
波形の各点の意味は次のとおりです。
Ⓐ:OTDRとダミー光ファイバの接続点 Ⓑ:ダミー光ファイバの出力端(被測定ファイバとのコネクタ接続点、反射あり) Ⓒ:被測定光ファイバの入力端 Ⓓ:融着接続点(反射がなく、段差だけが出る) Ⓔ:被測定光ファイバの終端(大きな反射の後、雑音レベルに落ちる) よってⒷ〜Ⓔは「ダミー光ファイバの出力端から被測定光ファイバの終端まで 」です。
第10問(ウ) 5S・フールプルーフ
職場における安全確保などについて述べた次の二つの記述は、(ウ)。
A 5S活動の5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・躾のそれぞれのローマ字表記で頭文字をとったものをいい、整頓は、必要なものと不必要なものを区分し、不必要なものを捨てることをいう。
B 人為的に不適切な行為、過失などが起こってもシステムの信頼性及び安全性を保持する設計上の手法は、一般に、フールプルーフ又はエラープルーフといわれ、人身事故など重大事故を避けるためにフールプルーフを採用した機器を導入することは、安全対策の一つである。
① Aのみ正しい② Bのみ正しい③ AもBも正しい④ AもBも正しくない
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正解:② Bのみ正しい
A:説明されているのは整理 です。整頓は「必要なものをすぐ使えるよう、決められた場所に置くこと」なので誤り(令和7年度第2回の逆パターン)。
B:フールプルーフの説明として正しい。
第10問(エ) 品質管理の技法(JIS Q 9024)
JIS Q 9024:2003マネジメントシステムのパフォーマンス改善-継続的改善の手順及び技法の指針に規定されている、継続的改善のための技法について述べた次の記述のうち、誤っているもの は、(エ)である。
① パレート図は、項目別に層別して、出現頻度の大きさの順に並べるとともに、標準偏差を示した図である。② ヒストグラムは、計測値の存在する範囲を幾つかの区間に分けた場合、各区間を底辺とし、その区間に属する測定値の度数に比例する面積をもつ長方形を並べた図である。③ 管理図は、連続した観測値又は群にある統計量の値を、通常は時間順又はサンプル番号順に打点した、上側管理限界線、及び/又は、下側管理限界線をもつ図である。④ チェックシートは、計数データを収集する際に、分類項目のどこに集中しているかを見やすくした表又は図である。⑤ 連関図は、複雑な原因の絡み合う問題について、その因果関係を論理的につないだ図である。
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正解:① パレート図は、項目別に層別して、出現頻度の大きさの順に並べるとともに、標準偏差を示した図である。
パレート図が示すのは、出現頻度の順の棒グラフと累積和(累積比率) です。標準偏差ではないので①が誤り。
第10問(オ) 工程管理(最早開始時刻)
あるプロジェクトを完了するために必要な作業の所要日数及び順序関係が次のとおりであるとき、このプロジェクト全体を表すアローダイアグラムにおいて、最初の作業開始時刻を0日としたとき、作業Gの最早開始時刻は、(オ)日である。 作業A:5日(最初)/B:2日(A後)/C:4日(A後)/D:6日(B・C後)/E:5日(C後)/F:4日(D後)/G:3日(D・E後)/H:4日(F・G後、最後)
① 14② 15③ 16④ 18⑤ 23
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正解:② 15
各作業の最早開始・終了時刻を順に求めます。
A:0〜5日 B:5〜7日、C:5〜9日 D:BとCの両方が終わってから → max(7, 9)=9日開始、9〜15日 E:Cの後 → 9〜14日 G:DとEの両方が終わってから → max(15, 14)=15日 複数の先行作業がある場合は、遅い方(大きい方)の終了時刻に合わせる点がポイントです。
解答一覧
出典:一般財団法人日本データ通信協会 工事担任者試験問題(令和6年度第2回)。解説は当サイトが独自に作成したものです。誤りにお気づきの場合はご意見フォーム からお知らせください。