技術工程管理・品質管理・安全の要点と過去問
技術の第10問で毎回出題されます。アローダイアグラムの計算は手順が決まっていて、時間さえかければ必ず解けるので、確実に得点したい問題です。
アローダイアグラムの計算手順
- 最早時刻:左の結合点から順に「前の結合点の最早時刻+作業日数」を求める。複数の矢印が入るときは大きい方をとる(ダミーは0日)。
- クリティカルパス:最後の結合点の最早時刻を作る最長経路。複数本あることもある。
- 最遅時刻:右から順に「後の結合点の最遅時刻-作業日数」。複数あるときは小さい方。
- フロート:トータルフロート=後続結合点の最遅時刻-(作業の最早開始+所要日数)、フリーフロート=後続結合点の最早時刻-(作業の最早開始+所要日数)。
- クリティカルパス上の作業は、トータルフロートもフリーフロートも0。フリーフロートはトータルフロート以下。
- 工期短縮:クリティカルパスが複数あるときは、すべての経路を同じだけ縮める必要がある。短縮後に別の経路がクリティカルパスにならないか必ず計算し直す。
品質管理の図(QC七つ道具)
| ヒストグラム | 区間ごとの度数を柱で並べた図。ばらつきや分布の形がわかる |
|---|---|
| パレート図 | 項目を大きい順に並べた棒グラフに累積比率の折れ線を重ねた図(標準偏差ではない) |
| 管理図 | シューハート管理図の管理限界線は中心線±3σ。限界線の外の点や、点の並び方のくせで異常を判断 |
| 散布図 | 2つの特性の相関を見る |
| チェックシート | 分類項目のどこに集中しているかを見やすくした表・図 |
| 特性要因図 | 結果(特性)と要因の関係を系統的に表した図 |
安全
- 労働安全衛生規則:脚立の脚と水平面の角度は75度以下。高さ2m以上の作業では必要な照度を保持し、悪天候で危険が予想されるときは作業に従事させない。
- KYT基礎4ラウンド法:1R 現状把握 → 2R 本質追究 → 3R 対策樹立 → 4R 目標設定。
- ヒヤリハットは当事者を責めず報告しやすくする。TBMは作業前の短い打合せ。
- 熱中症:気温・湿度・日射・輻射熱を総合した指標はWBGT(暑さ指数)。
過去11回の出題一覧(28問)
令和3年度第1回〜令和8年度第1回の総合通信から、この分野の問題を集めました。リンク先の解説ページで、問題文と詳しい解説を確認できます。
| 回 | 問題 | 小テーマ | 正解 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度第1回 | 第10問(ウ) | 安全活動・熱中症対策 | ④ AもBも正しくない |
| 令和8年度第1回 | 第10問(エ) | 品質管理(ヒストグラム) | ③ 図3 |
| 令和8年度第1回 | 第10問(オ) | 工程管理(アローダイアグラム) | ⑤ 作業Gの最遅開始時刻は8日である。 |
| 令和7年度第2回 | 第10問(ウ) | 5S(JIS Z 8141) | ② Bのみ正しい |
| 令和7年度第2回 | 第10問(エ) | 品質管理(ヒストグラム・管理図) | ② Bのみ正しい |
| 令和7年度第2回 | 第10問(オ) | 工程管理(アローダイアグラム) | ④ クリティカルパス上の各作業のフリーフロートはゼロであるが、同じクリティカルパス上… |
| 令和7年度第1回 | 第10問(ウ) | 安全活動(ヒヤリハット・TBM) | ③ AもBも正しい |
| 令和7年度第1回 | 第10問(オ) | 工程管理(フリーフロート) | ⑤ K |
| 令和6年度第2回 | 第10問(ウ) | 5S・フールプルーフ | ② Bのみ正しい |
| 令和6年度第2回 | 第10問(エ) | 品質管理の技法(JIS Q 9024) | ① パレート図は、項目別に層別して、出現頻度の大きさの順に並べるとともに、標準偏差を… |
| 令和6年度第2回 | 第10問(オ) | 工程管理(最早開始時刻) | ② 15 |
| 令和6年度第1回 | 第10問(ウ) | 危険予知活動(KYT基礎4ラウンド法) | ① 本質追究 |
| 令和6年度第1回 | 第10問(オ) | 工程管理(工期短縮) | ③ H |
| 令和5年度第2回 | 第10問(ウ) | 5S(JIS Z 8141) | ② Bのみ正しい |
| 令和5年度第2回 | 第10問(エ) | 品質管理の技法(チェックシート・ヒストグラム) | ① Aのみ正しい |
| 令和5年度第2回 | 第10問(オ) | 工程管理(工期短縮) | ③ 3 |
| 令和5年度第1回 | 第10問(ウ) | 労働安全衛生規則 | ⑤ 高さが2メートル以上の箇所で作業を行うときは、当該作業を安全に行うため必要な照度… |
| 令和5年度第1回 | 第10問(オ) | 工程管理(アローダイアグラム) | ③ クリティカルパス上の各作業のフリーフロートはゼロであるが、同じクリティカルパス上… |
| 令和4年度第2回 | 第10問(ウ) | 危険予知活動(KYT基礎4ラウンド法) | ② 本質追究 |
| 令和4年度第2回 | 第10問(エ) | 品質管理(シューハート管理図) | ② Bのみ正しい |
| 令和4年度第2回 | 第10問(オ) | 工程管理(作業の余裕) | ③ 3 |
| 令和4年度第1回 | 第10問(エ) | 品質管理(ヒストグラム) | ① 図1 |
| 令和4年度第1回 | 第10問(オ) | 工程管理(トータルフロート) | ④ 4 |
| 令和3年度第2回 | 第10問(ウ) | 熱中症対策(WBGT) | ③ 暑さ指数(WBGT) |
| 令和3年度第2回 | 第10問(オ) | 工程管理(工期短縮) | ② E |
| 令和3年度第1回 | 第10問(ウ) | 労働安全衛生規則 | ③ 脚立を用いる場合、脚と水平面との角度を75度以下とし、折りたたみ式のものでは、そ… |
| 令和3年度第1回 | 第10問(エ) | 品質管理の技法(JIS Q 9024) | ② 計測値の存在する範囲を幾つかの区間に分けた場合、各区間を底辺とし、その区間に属す… |
| 令和3年度第1回 | 第10問(オ) | 工程管理(フリーフロート・所要日数) | ④ AもBも正しくない |
ほかの分野別まとめ
トラヒック理論JIS X 5150(構内配線)ブール代数ISDN(基本・一次群・配線)デジタル式PBX端末設備等規則伝送理論電気通信事業法・工事担任者規則有線電気通信法・有線電気通信設備令トランジスタ・半導体電気回路・電磁気論理回路・2進数光配線・光測定LAN・PoE・無線LAN不正アクセス禁止法・電子署名法試験直前チェック
過去問演習で解いてみる出典:一般財団法人日本データ通信協会 工事担任者試験問題。要点のまとめと解説は当サイトが独自に作成したものです。