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工事担任者 過去問部屋
総合通信|分野別まとめ

基礎電気回路・電磁気の要点と過去問

基礎の第1問は、直流回路・交流回路の計算と電磁気の用語で構成されます。交流回路は直角三角形の整数比(3:4:5、5:12:13 など)になるよう作られているので、見抜けると計算が速くなります。

直流回路

  • キルヒホッフの法則:節点に流れ込む電流の和=流れ出る電流の和。閉回路の起電力の和=電圧降下の和。節点の電圧を順に求めると解きやすい。
  • ミルマンの定理:電源つきの枝が並列のとき、V=(E1/R1+E2/R2+…)÷(1/R1+1/R2+…)。例:(18/3+12/4+9/6)÷(1/3+1/4+1/6)=14V。
  • はしご形回路:出力側から電圧と電流をさかのぼる。対称な回路は、電位の等しい点の間の抵抗に電流が流れないことを使う。
  • コンデンサ:並列は足し算、直列は「積÷和」。直列部分には同じ電荷が蓄えられる(Q=CV)。
  • 時定数:RC回路は τ=RC、RL回路は τ=L/R。

交流回路

リアクタンスXL=2πfL(周波数に比例)、XC=1/(2πfC)(周波数に反比例)
RLC直列Z=√{R²+(XL-XC)²}。電圧も V=√{VR²+(VL-VC)²}(単純に足さない)
RLC並列電流で考える。I=√{IR²+(IC-IL)²}。LとCの並列のリアクタンスは「積÷差」
共振f=1/(2π√(LC))。直列共振でインピーダンス最小(Rだけ)
電力皮相電力 EI〔VA〕、有効電力 EI cosθ〔W〕、無効電力 EI sinθ〔var〕。S²=P²+Q²、力率=P÷S

よく出る直角三角形の比:3:4:5、5:12:13、8:15:17、20:21:29。例:R=8Ω、X=18-3=15Ω なら Z=17Ω。

電磁気

  • 平行平板コンデンサ:C=εS/d(面積と誘電率に比例、間隔に反比例)。面積2倍・間隔3倍なら2/3倍。
  • ファラデーの法則:誘導起電力 e=N×ΔΦ/Δt(大きさ)。レンツの法則:起電力は磁束の変化を妨げる向き(向き)。
  • 自己誘導:e=L×ΔI/Δt(自己インダクタンスと電流変化率の積)。
  • 電磁力:F=BIL、向きはフレミングの左手の法則。平行な電流は同じ向きで吸引、逆向きで反発。
  • 静電遮蔽:接地した導体で囲むと内外の電界が遮られる。誘電分極:誘電体の表面に電荷が現れる(導体で起きるのは静電誘導)。

過去11回の出題一覧(43問)

令和3年度第1回〜令和8年度第1回の総合通信から、この分野の問題を集めました。リンク先の解説ページで、問題文と詳しい解説を確認できます。

回問題小テーマ正解
令和8年度第1回第1問(ア)直流回路(ミルマンの定理)③ 6
令和8年度第1回第1問(イ)交流回路(RLC並列)② 13
令和8年度第1回第1問(ウ)電磁気(自己誘導)② 電流変化率
令和8年度第1回第1問(エ)交流回路(力率)⑤ 皮相電力
令和7年度第2回第1問(ア)直流回路(キルヒホッフの法則)④ 4
令和7年度第2回第1問(イ)交流回路(LC並列)② 6
令和7年度第2回第1問(ウ)電磁気(ファラデーの法則)④ N
令和7年度第2回第1問(エ)電磁気(電磁力)① BIL
令和7年度第1回第1問(ア)直流回路(はしご形回路)④ 12
令和7年度第1回第1問(イ)交流回路(RC並列)③ 9
令和7年度第1回第1問(ウ)電磁気(静電遮蔽)③ 静電遮蔽
令和6年度第2回第1問(ア)直流回路(ミルマンの定理)③ 14
令和6年度第2回第1問(イ)交流回路(皮相電力)② 450
令和6年度第2回第1問(ウ)電磁気(自己誘導)④ 電流変化率
令和6年度第2回第1問(エ)電磁気(誘電分極)⑤ 誘電分極
令和6年度第1回第1問(ア)直流回路(キルヒホッフの法則)② 8
令和6年度第1回第1問(イ)交流回路(RLC直列)④ 29
令和6年度第1回第1問(ウ)電磁気(レンツの法則)① 起電力
令和6年度第1回第1問(エ)交流回路(誘導性リアクタンス)① 交流電流の周波数
令和5年度第2回第1問(ア)直流回路(節点電圧)② 6
令和5年度第2回第1問(イ)交流回路(RL直列の電圧)④ 15
令和5年度第2回第1問(ウ)電磁気(平行電流間の力)① 反発
令和5年度第2回第1問(エ)交流回路(無効電力)⑤ EI sinθ
令和5年度第1回第1問(ア)直流回路(コンデンサ)③ 90
令和5年度第1回第1問(イ)交流回路(力率)④ 24
令和5年度第1回第1問(ウ)電磁気(静電遮蔽)② 静電遮蔽
令和5年度第1回第1問(エ)電磁気(静電容量)③ 2/3
令和4年度第2回第1問(ア)直流回路(ミルマンの定理)② 55
令和4年度第2回第1問(イ)交流回路(RLC直列)⑤ 48
令和4年度第2回第1問(ウ)時定数(RC回路)③ 3
令和4年度第2回第1問(エ)交流回路(誘導性リアクタンス)③ 交流電流の周波数
令和4年度第1回第1問(ア)直流回路(対称性を使った合成抵抗)② 8
令和4年度第1回第1問(イ)交流回路(LC並列とRの直列)③ 3
令和4年度第1回第1問(ウ)電磁気(平行平板コンデンサ)② d
令和4年度第1回第1問(エ)交流回路(共振周波数)① 1/(2π√(LC))
令和3年度第2回第1問(ア)直流回路(キルヒホッフの法則)③ 6
令和3年度第2回第1問(イ)交流回路(RLC直列の電圧)③ 15
令和3年度第2回第1問(ウ)時定数(RC回路)④ 3
令和3年度第2回第1問(エ)電磁気(誘電分極)⑤ 誘電分極
令和3年度第1回第1問(ア)直流回路(コンデンサの直並列)④ 120
令和3年度第1回第1問(イ)交流回路(RLC直列)③ 17
令和3年度第1回第1問(ウ)電磁気(平行平板コンデンサ)② εA/d
令和3年度第1回第1問(エ)交流回路(無効電力)⑤ EI sinθ

出典:一般財団法人日本データ通信協会 工事担任者試験問題。要点のまとめと解説は当サイトが独自に作成したものです。