技術JIS X 5150(構内配線)の要点と過去問
技術の第8問〜第10問で毎回のように出題されます。中心は「水平ケーブルの最大長」の計算で、モデルとクラスに応じた定数さえ覚えれば確実に得点できます。
水平ケーブル長の計算式
H=定数-F×X(H:水平ケーブルの最大長、F:パッチコード・機器コード・ワークエリアコードの長さの総和、X:コードの挿入損失の水平ケーブルに対する比)。問題文に「コードの挿入損失は水平ケーブルに対して50パーセント増」とあれば X=1.5 です。
| モデル | クラスD | クラスE | クラスF |
|---|---|---|---|
| クロスコネクト-TOモデル | 107 | 103 | 103 |
| インタコネクト-TOモデル | 109 | 104 | 105 |
- 計算例:クロスコネクト-TO・クラスE、コード総和15m → H=103-15×1.5=80.5m。
- 逆向きの問題:水平ケーブル長からコード長の総和を求める型もある。例:クロスコネクト-TO・クラスF、H=82m → 82=103-F×1.5 より F=14m。
- クロスコネクトとインタコネクトの見分け方:図でフロア配線盤側にパッチコード(ジャンパ)があればクロスコネクト、機器コードで直接つながっていればインタコネクト。
正誤問題でねらわれる数値
- チャネルの物理長は100m以下、水平ケーブルの物理長は90m以下。
- 分岐点(CP)はフロア配線盤から少なくとも15m以上離す(10mとした文は誤り)。
- 分岐点・複数利用者通信アウトレット組立品が対応するワークエリアは、最大12に制限することが望ましい(10や15は誤り)。
- 複数利用者通信アウトレット組立品を使う場合のワークエリアコードは20m以下(15mは誤り)。
- 3dBルール:挿入損失が3.0dB未満の周波数では、反射減衰量は参考値。4dBルール:挿入損失が4.0dB未満では、近端漏話は参考値。
- 反射減衰量の要件が適用されるのは、クラスC〜クラスFA、BCT-B、クラスⅠ・Ⅱ(低速のクラスA・Bは対象外)。
※令和4年度以降は「JIS X 5150-1/-2:2021」として出題され、「固定水平ケーブル」が「水平ケーブル」という表記に変わっています。数値と計算方法は同じです。
過去11回の出題一覧(18問)
令和3年度第1回〜令和8年度第1回の総合通信から、この分野の問題を集めました。リンク先の解説ページで、問題文と詳しい解説を確認できます。
| 回 | 問題 | 小テーマ | 正解 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度第1回 | 第8問(オ) | JIS X 5150(反射減衰量) | ⑤ クラスC〜クラスFA |
| 令和7年度第2回 | 第9問(ア) | JIS X 5150(複数利用者通信アウトレット) | ① Aのみ正しい |
| 令和7年度第1回 | 第9問(ウ) | JIS X 5150(コード長) | ② 14 |
| 令和6年度第2回 | 第8問(オ) | JIS X 5150(水平配線) | ④ AもBも正しくない |
| 令和6年度第2回 | 第9問(ウ) | JIS X 5150(インタコネクト-TOモデル) | ③ 83.0 |
| 令和6年度第1回 | 第8問(オ) | JIS X 5150(水平配線設備) | ③ AもBも正しい |
| 令和5年度第2回 | 第9問(ウ) | JIS X 5150(水平ケーブル長) | ③ 82.5 |
| 令和5年度第1回 | 第9問(ア) | JIS X 5150(分岐点) | ③ 分岐点は、最大で10のワークエリアに対する対応に制限することが望ましい。 |
| 令和5年度第1回 | 第9問(ウ) | JIS X 5150(水平配線の長さ) | ③ 80.5 |
| 令和5年度第1回 | 第10問(イ) | JIS X 5150(伝送性能) | ③ AもBも正しい |
| 令和4年度第2回 | 第8問(オ) | JIS X 5150(水平配線設備) | ① Aのみ正しい |
| 令和4年度第2回 | 第9問(ウ) | JIS X 5150(水平ケーブル長) | ⑤ 86.0 |
| 令和4年度第1回 | 第9問(イ) | JIS X 5150(複数利用者通信アウトレット) | ③ AもBも正しい |
| 令和4年度第1回 | 第9問(ウ) | JIS X 5150(水平ケーブル長) | ① 86.5 |
| 令和3年度第2回 | 第8問(オ) | JIS X 5150(水平配線) | ③ AもBも正しい |
| 令和3年度第2回 | 第9問(ウ) | JIS X 5150(クラスD) | ③ 79.0 |
| 令和3年度第2回 | 第9問(オ) | JIS X 5150(3dBルール) | ④ 反射減衰量 |
| 令和3年度第1回 | 第9問(ウ) | JIS X 5150(クラスD) | ③ 80.0 |
ほかの分野別まとめ
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過去問演習で解いてみる出典:一般財団法人日本データ通信協会 工事担任者試験問題。要点のまとめと解説は当サイトが独自に作成したものです。